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新しいことを始めたら

今日のおすすめの一冊は、横川裕之氏の『思考は文字化すると現実化する』(WAVE出版)です。ブログも本書と同名の「思考は文字化すると現実化する」と題して書きました。

本書の中に「新しいことを始めると体調不良になる人が多い」という興味深い話があったのでシェアします。

たとえば、新しいことを始めると体調不良になる人が多いです。体調不良になったときに、どう考えるかというと、「新しいことに取り組んで心身の疲れが出て、体調不良になったんだ。これは休みなさい、という天のお告げに違いない」と言って、休むのです。
「健康が第一なんだから、体調不良になったら休む」というのは、当たり前に聞こえますよね?でも、その「当たり前」が現状維持のメカニズムの正体です。体調不良はもっともらしい理由ですけど、ここで休んでしまうと、せっかくつちかってきたものが一気に始める前に戻ってしまいます。
体調を崩したとしても、本当に自分を変えたいと思うなら、小さなことでいいので、その体調でできることを続けなければいけないのです。体調を崩してでも取り組んでいると無意識部分の思考もだんだんと行動しているほうに慣れてきます。体調を治すのを最優先にしながら、同時にその体調でもできることにトライしつづける。
「ストイックだ…」と思うかもしれませんが、あなたにそう思わせて、「がんばらなくてもいい」という発想にさせるのも現状維持メカニズムの仕業なのです。まず取り組むべきは、現状維持メカニズムを行動する自分に慣らすことです。新しいことに挑戦したら、いろいろと現状よりマイナスなことが必ず起こります。そのマイナスなことは、現状維持メカニズムに自分が試されていると思ってください。
小さなことでもいいので、行動を続けていくことによって、だんだんと無意識部分の思考も成長していこうとクセづけされていきます。では、現状維持メカニズムを行動する自分に慣らしていくにはどうしたらいいのか?それは、「思ったことはすぐに行動に移す」というクセづけを作っていきます。
たとえば、部屋の掃除をずっとやろうと思っていたけれども、なかなか手がつかないという経験はないでしょうか?おそらくこれを読まれているあなたは、一度始めたら中途半端で終わらせるのがイヤで、そのイヤなことを経験するくらいなら、「最初からやらない」という選択をしてきた経験もあるかと思います。
つまり、「完璧にできることじゃないとやらない」というクセづけになっているので、これを「思ったことはすぐに行動に移す」というクセづけに変えていきます。私はこれを「思即実行」と言っています。思ったことを即実行するのです。思考を現実化させる人たちに共通しているのが、「スピード」です。「これは」と、思ったアイデアを形にしていくスピードがとにかく速い。
たとえばセミナー中に、ひとつでもアイデアが思い浮かんだら、講師の話はそっちのけで、そのアイデアを即実行できるレベルにまで落とし込んで、トイレに行くフリをして、外に出て部下の人に電話をしています。彼らにとっては、セミナーとは、「何かを学ぶ場」ではなく、「アイデアを思いつかせるための場」という定義で臨んでいるので、それができるわけです。
彼らのように「思即実行」の力がつけばつくほど、できるかできないかを考える間もなく、行動に移すことができます。

実際、今まで全く運動をしてこなかった人が、急にウオーキングなどを始めて、何日かすると膝が痛くなったり、体がだるくなったりと、体調不良になる人は多いです。体からのメッセージとしては、「現状維持でいいじゃないですか」と変化しない方向に方向にと、体をもっていこうとします。

何事も習慣化しようとすると、体はあの手この手と習慣化しないような手を打ってきます。たとえば、毎日一冊読書をして、それをブログにアップするという計画を立てたとします。すると、何日目になると(たいてい三日ですが)、何らかのトラブルがおき、それが止めるための都合のいい言い訳になります。日記や、ダイエット、家計簿などを続けようとしたときにそれは起こります。

新しくブログや日記等を始めたら、毎日欠かさず、ほんの数行でも書くとか、常に一歩でも半歩でも前に進むこと、完全を狙わないことです。

習慣化という行動力が身についた人は、生涯の宝を得たようなものです。行動力を身に付けたいものです。

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