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詩や、遊んだ文章など

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特殊な感じで書いた文章をまとめます。暗いのもあります。
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#詩

『祖母』2020.5.1

幸福でいてください。床下に、貴方へ。 埋めておきましたからね。紙風船、桔梗。 春は来ました…

『サソリ、星屑』2019.11.11

神経毒みたいに 切なさを、擦り込む 落ちてきた星は、かんたんに せかいを壊しては、すぐに再…

『銃殺』2019.10.24

マーガリンを塗りたくる夜のダンス、白鳥の羽を表現した淡い広場、くるみ割り人形が踊り嘘つき…

『汚れないで、男の子』2020.3.21

洗濯物が干してあるアパート プライバシーロス、君の生き様 玄関前で聞こえる君の声 スウェッ…

『斜陽』2020.3.10

待ってた 君を 指と指 溶け合う 心に触れてみたい 透明に 響き合う 暗い海の そこにいる …

『記憶を正にする√』2020.1.29

硬化した心臓に、流れ込む微かの 忘れたい過去へ、呼吸を放り込む箱 風化した構造に、霧裂ける…

『透明な心中の誘い』2019.12.29

眠っていたのに、ねむれない、と思って起きた。 多分夢を見ていた。 何を見ていたのか曖昧。けれど、昔からの癖で、温かいお風呂に入ってから眠ると、不思議な夢を見るのを知っている。 起きたとき、身体の重さが違う。フラッシュバックのような、この世のものじゃないような、何かを見る。 温かい湖で溺れて死ぬ夢、かもしれない。 曖昧な吐き気が胃のあたりにまとわりついて残っている。 そうだ。私はいつも、溺れて死ぬ夢を見る。 陽で温められた水に包まれて、沈む。 きっとそんなに苦しい死

『Doll』2020.1.7

退屈でありがちな子供がそこに立っていて, 虚に向けて言葉を浮遊させている. 浮かんだそれは, …

『秘密』2020.1.6

ディスプレイは青く光っている. 文字列は何も無い, 欲しいものはない, 「%¥壊れるまで使って…

『アルバイト』2020.1.5

価値は死んだ. いつだってそうだ, 僕を置いて, 特別なんて, 嘘だ. 会いたいのは綺麗な手. 汚れ…

「天使採掘」2019.12.30

剥がれ落ちる追想いつ、  か 過去へ止まる心臓、肺が苦し    い、虚で染める、  坑道埋…

『幸福』2019.12.25

ビー玉の傷に未来を重ねていた 愛されなくなった頃、この傷を 大切にしていたことをわすれて …

『夢と寝ぼけの小旅行』2019.12.21

冬を越すのを諦めたのかもう少し粘るのかいっそちぎってほしいのか。枯れ花に手をかけると、私…

『撮影』2019.12.20

撮影する姿が好きだった。 染めた髪が日に透けてきらきら光っていた。 魔法瓶から温かいお茶を出して、 その湯気が白く頬の辺りをぼかしていた。 今日はあの子がいない。 枯れ木はいま被写体ではなく、ただの死体じみた、 寂しい立ち姿になっている。 レンズを向けて欲しそうな、黒いカラスのとまった、 空しい風景が、冷たい風に吹かれて、 少しだけ揺れて音を立てた。 道の端に追い詰められ集まっていた枯れ葉の束が、 転がって中心まで来て、行き過ぎていった。 あの子だったら撮っていたかもしれない