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別離

仙台来ました!

5/2昼過ぎに家族同行で到着。
着いたら寒い。
ある程度の寒さは想像していたが、冬に逆戻りしたのか?ってくらい寒い。
寒さ苦手なのに…早速、先行き不安になる。

家族水入らずの3日間。
1日目は荷物やらテレビやらが配達されて、新居に足止め。
もともと引っ越しが目的なんで、観光のプランは特になし。
そうは言っても仙台来たからには牛タン食べねば…という訳で、夕食はネットでも評判のたんや善治郎へ。
家族は大絶賛で美味しい×2と言いながら箸を進めていた。
「帰りも(牛タンの)駅弁買う!」
みんな想像以上に喜んでくれて、嬉しい限り。
凄いぞ牛タン。

2日目は家電が到着後、午後からさすがにお出かけ。
レンタカー借りて、まずはIKEA仙台へ。
自分が使っていた自宅の部屋は息子が使う事になるため、奥さん子供は新しい家具が見たいそうな。
IKEAは新横浜に娘の小学校入学前に勉強机を買いに行って以来だから約9年ぶり。
滞在時間は昼食時間も含めて3時間ほど。
ぐるっと一通り回ってから、欲しい家具を選ぶので、それなりに疲れた。

IKEAを後にし、向かうは仙台奥座敷の秋保温泉。
16時時点で、日帰り温泉で唯一営業していたホテルきよ水へ。
内湯と露天風呂があり、なかなか良い湯だった。
ちなみに秋保温泉界隈の他の日帰り温泉は軒並み15時で終わりだったようで。
なんならIKEAより先に温泉行けばよかったかな?
行き当たりばったりだからこうなると反省。

夕食は愛子まで移動して、ハングリーハングリーなる評判の洋食屋にてナポリタン&ハンバーグを食す。
これまた美味しかった。
仙台…今のところ、全部美味しいぞ。
食べ終って、レンタカー屋の営業時間が20時までなので、間に合うように引き帰す。

そして、いよいよ3日目。
野球好きのエゴで午前中、楽天生命パーク宮城までレンタサイクルで散策へ。
プロ野球球団のフランチャイズである球場に歩いて行けるところに住むなんて産まれて初めてだ。
息子と球場横の観覧車に乗るなど、それなりに満喫。

一旦自宅に戻り、家族が帰り支度を済ませてから揃って仙台駅へ。
この辺りから息子が怪しい。
息子「パパも一緒に帰ろうよ」
G「そういうわけにはいかないだろ(笑)」
6年生にもなるのに、寂しさを隠せないようだ。

家族でずんだシェイクを食した後、自分も見送りのために入場券を購入して新幹線の待合スペースへ。
すると待合スペースにあるテレビで小田和正のライブが放送されていた。

小田和正…思い起こせば29年前、高校卒業時に辞めたアルバイトの送別会で自分のスピーチの番になった途端に図ったかのようにオフコースの「さよなら」を流されて号泣した記憶が。
29年経ったのに、またこのタイミングで俺を泣かすか小田和正。
家族が乗る新幹線待ってる間に流れて来た曲は「愛を止めないで」「言葉にできない」の2曲。
特段、小田和正のファンなわけじゃないのに聴き覚えのある曲なのも凄いが、そもそも小田和正の歌って全部が別離の歌に聴こえないか?
おかげでもう涙腺崩壊間近。

東京行きの新幹線が到着。
とうとう家族との別れの時。
当然、娘と息子とは産まれてから初めて離れて暮らす事になる。
単身赴任とは家族を引き離す、なんて酷い制度であろうか。

妻は
「今度パパは6月下旬に帰って来るから」
と1人平静を装っていたが、残りの3人は平静を装うなどしていられない。
まるで以前何かのドラマで見たような?新幹線のホームで涙の抱擁。
娘と息子と3人で抱き合って、出て来た言葉は
「頑張ろうな」
パパも頑張るから、お前達も頑張れ。
せっかくだから、それぞれが頑張って後々、この離れた時期があって良かったと思えるように。
きっと終ってみれば、ほんの少しの時間さ。
妻にも
G「面倒かけてごめんな。頼むわ」
妻「体に気をつけてね」
もっと妻へ気の利いた言葉が出ないものかと思うが、短い会話でもお互いの想いは充分伝わった。

ドラマで観たことのあるような見送り劇?を経て、家族は新幹線で帰って行った。
こうして、いよいよ仙台での新生活が始まった。

写真は楽天生命パーク宮城。
よろしく、仙台。


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