#19 イノベーションを起こすタイミングを見極める
こんにちわ。
先日、子供から「最近作ったもので一番良かった思うものは何?」と聞かれ、「考えるから1日くれ!」と判断力のなさを子供に露出している今日のごろ、みなさまいかがお過ごしでしょうか。
#前回の記事が大好評(アクセス数エゲツナイ。。 #note閲覧者の趣向が未だ読めないアホな私
一応、誇れるかどうかは別として、仕事で色々積み上げてきたものはあるのですが、”一番”と言われると「ん~」と考え込んでしまいます。
#皆様はなんと答えます?
色々思い出した挙句に導き出した結論は、ずいぶん前に宿題で子供と一緒に作った「ガラクタ恐竜」。
競争相手は小学校2年生とその親たちですね
ダントツで学年一番を奪ったアイデアと完成後の見栄えに、自分のスキルに改めて惚れ直しましたw
#器が小さいのがバレバレ #8割親が作る工作デス
夏休みという機会があって、初めてこのアイデアが生まれて完成まで進められたましたが、ビジネスの世界ではこんなに簡単に物事は進みませんよね。
今回は、そんな「イノベーションを起こすってタイミングも重要」という話をしたいと思います。
✅ 「AirTag」という発明品
Apple社の「AirTag」ってご存知でしょうか?
<Apple社 HP引用>
AirTagは、あなたの持ち物をあっという間に見つけます。
鍵に付ける。バッグに入れる。それだけで「探す」アプリがあなたの持ち物を探し出します。
#キャッチコピーは「みつける天才。」 #超秀逸!
これ、色々やばいんですよね。
例えば、鍵・財布・カバン・ペット・リモコンなどに付けておくことで、もし盗難や紛失してしまっても、「世界中どこでも場所を追跡」してくれたり、「音を鳴らしたりて知らせる」ことができるんです。
4G/5Gの通信を使わないこの仕組みは、このデバイスの近くにある「誰かのiPhoneかAirTag」に信号を送付し、そのiPhoneが保持している位置情報を元に場所を特定しているそうです。
また、Apple側に位置情報がそのまま送られるわけではなく、デバイス上で暗号化されて安全にやり取りされているとか。
これね、ということはですよ、、、
「世界中の何億人ものAppleユーザーが、一緒に自分の持ち物を探してくれる」
という事なんです。
#やばくない? #ねえ、やばくない!?
この手の新しい商材と技術を目の当たりにするときに、作り手は何を狙っているのか?をきちんと考える癖をつけると良いですね。
この凄さは、このデバイスというよりはその裏にあるプラットフォームだと思っています。
突き詰めると、世界中の「なくしたくないモノと場所」が、iPhoneという位置情報HUBを経由して全てわかる様になります。
・モノと持ち主をApple製品でメッシュ状に繋げる
・「人がどこにいるか」から「モノがどこにあるか」のマーケットに市場を拡大する
補足ですが、2021年のIoT市場は全世界で450憶台と予想されています。(人口は78憶)
#国を問わず #とんでもない市場
自社の製品の圧倒的なシェアを強みにして、今までのApple製品のみに依存していた世界から、どんな「モノ」でも対象にしていくという事なんだと思います。
例えば、もっともっと小さなデバイスに進化すると、次は持ち運び可能な色々なモノに標準搭載できますよね。
#PCとかメガネとか時計とかとか。
となると、対象製品がどこのエリアでどのくらいの人数が使っているかも知る事が出来る様になるかもしれません。
これをマーケティングデータとして利活用する事も一つの目的なのだと思います。
毎度Appleには驚かされますねー。
#データ覇権
✅アイデアとタイミングと私
5年ほど前のある時期、「ブルーオーシャン」でかつ「大きな市場」をターゲットとした、スマートフォンのサービスを日々探していました。
色々なアイデが出てきている中で、ある会議の中で面白そうだなと議論していたのが、
「迷子になったペットを探すサービスを作れないか?」
でした。
あまり知られていませんが、実はペット市場ってものすごく大きい。
日本国内の15歳以下の人口よりもペットの数の方が多いんです。
#若者はもっと子作り頑張れ!
総務省の発表によると、平成30年4月1日現在における子供の数(15歳未満人口)は、前年に比べ17万人少ない1,553万人で、昭和57年から37年連続の減少となり、過去最低。
片や、犬猫の飼育頭数合計は、平成30年度では1,855万頭と子供の数を大きく上回っています
#一般社団法人ペットフード協会調べ
#ペット市場の1割に月額100円で提供したら年間22億やで!
愛するペットが迷子になった時には、「ペット探偵」たる怪しい人たちに頼みます。
これが1日2万円~5万円とかすごく高い。その割に見つかる確率はものすごく低い。
ここに目を付けたサービスを作れないかという事でした。
#アングラサービス #電柱に張り紙だけをする仕事説
この時に話に上がった技術が、
「契約者がお互いの位置情報をスマートフォンでシェアする事により、ペットの位置を知る事が出来ないか。」
そう、まさに今回の「AirTag」と同じ思想だったのです。
面白いですよね、「時代がやっと追いついてきた!」と思ってしまいますw
本アイデアは面白かったのですが、「位置情報をシェアするリスク」や「契約者数が増えるまではエリア拡大できない」等の課題を解決する事が出来ずに、残念ながらペンディングとなりました。
当時の見解は、「今の技術でこれをできるのはApple(iOS)とGoogle(Android)のみだなと。」と判断したと記憶しています。
#真っ当な判断 #プラットフォーマに真向勝負はダメ
✅"強い思い"だけではイノベートはおこらない
アイデアは、「目の前のニーズや課題」と「自分自身の見識」がマッチした時に生まれます。
また、イノベーションを具現化していくためには、強い思いだけではなく、実現性をきっちり把握したうえで、タイミングを見計らって進める必要があります。
「ブルーオーシャン=今はどうあがいても出来ない」
なんで、よくあるのです。
まあ、今回の件はAppleというプラットフォーマーが乗り込んで来たわけですから、我々の様な弱小企業が先行で頑張っていも簡単に飲み込まれてしまう結果になっていたでしょう。
#結果として良かった!
「時代が追いついてきた!」とアホな錯覚をせず、現実を見極めて失敗をしない判断を継続していければと改めて思いました。
皆様も、「思いつくアイデアの一つ一つに結論を出す癖」を付けながら、妄想し続けると、いつか「あ!」って気づくと思いますよ。
そして、さも自分が見つけたかのように、少しだけ幸せになりますw
今後、ふとしたタイミングで天才的なアイデアがが生まれるかもしれません。
その時は、是非インスピレーションに従いながら、視野を広げて取進めてみてくださいね。
最後に、ガラクタメカ恐竜のメイキング動画をお届けします。
夏休みの宿題にいかがですか?((笑
ではでは。
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#イノベーション #AirTag #アイデア