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娘がハイハイが得意になった原因が、我が子に中学受験をさせたいと思う理由である

次女(0歳)は、ハイハイで家中を動き回る。
日に日に速く動けるようになっていく。
つかまり立ちすら始めて、もう歩く気でいるようだ。


長男長女のハイハイ

こんなに早かったっけ?
上2人育てているのに、すっかり忘れている。

ただ覚えていることもある。

まず、長男は、ハイハイをしなかった。
理由は明確で、怖がっていたから。
移動するときは、片足を前に出し、コケないように保険をかけてずりずり移動。
もちろん、歩くのも遅かった。

一方、長女は・・・動かなかった。
バンボにずっと座って、大人しくしていた。
今はかなり活発なのだが。


次女のハイハイが上手い理由

そんな2人からしばらく経った次女。
なぜ、こんなにハイハイが上手いのか。

理由は明確。
それは保育園に行っているから。
0歳児から保育園に行くのは、3人を通じて初めてのこと。

別にハイハイの仕方やつかまり立ちを保育園で教わっているわけじゃない。
だけど、保育園にはチビ達がいる。
次女にとっての、数ヶ月から数年早く生まれた先輩達がたくさんいる。

ずりずりしている子もいれば、ハイハイしている子、よちよち歩いている子も同じ部屋にいる。

つまり、見本となるロールモデルがたくさんいる。
このことが、次女の身体的な成長に寄与しているのは、火を見るよりも明らか。

上の2人は、家にいる時間が長かったから、ハイハイやよちよち歩きの見本を近くで見るようなことはほとんどなかった。

でも、次女のまわりにはたくさんいる。
ハイハイで好きなおもちゃを取りにいく子もいれば、コケて泣く子も目にするだろう。

そういう子たちを見習ったり、真似したりする力は0歳でも持ち合わせている。
子どもが年齢の近い人から受ける影響の大きさをひしひしと感じる。


中学受験をする理由

よく中高一貫校のコスパとか、中学受験のコスパとかが話題になる。
受験や学費にどれだけお金をかけて、出口である大学進学実績がどれほどのものか、と。

そういう記事を見て、中学受験をする子の親はどう思うのだろう?

確かに、
「どの中学へ行かせれば東大へいける確率が上がるか?」
という目線で見る人もいるだろう。

一方で、
「別に、大学進学のためだけに中学受験をさせるわけじゃない」
という人も少なくないのではないか?

伝統のある難関校に多いのだが、説明会に行くと驚くほど進学実績の話をしない学校がある。
説明会の時間の中で、進学実績や進学指導の話がほとんどなかったのは、たとえば、開成、麻布、武蔵、早稲田など。
どこもバリバリの進学校と言われる学校。

では、どんな話を聞けるかと言うと、6年間でどんな人に成長してほしいか、そのためにどんな考え方で、どんなカリキュラムとなっているかを力説する学校が多い。
特に教員の魅力や生徒同士のつながりを訴えることがよくある。

要するに、人と人のつながりこそが、人を成長させる一番大切なファクターということだろう。

そういう学校を受ける子の親は、全員ではないだろうが、進学のコスパ以上にそっちを重要視している人もいて、だからこそ、中学受験に臨むのではないか。

ちなみに、「高校受験の方がコスパがいい」という人もいるが、それを見た中学受験親は、
「これで少しはライバルが減って、志望校に行きやすくなるかも!」
くらいで、自分が否定されているとは感じない。

前に書いた通り、中学受験を推奨しているわけではないが、我が家は長男は受験し、長女も受験する。
さすがに12年後の次女はわからないが。
ただ、いずれの場合も志望校の選定の仕方は、いわゆる「コスパ」ではない。


何を言うかより、誰が言うか

中学生になったら、親の言うことを聞かないばかりか、真逆のことをすることもある。

どんなに正論を言おうが、子どもが言っていることが馬鹿げていると論理的に説明しようが、理解しようとしない。
それが思春期だと思っている。

だけど、友だちからは影響を受ける。
良くも悪くも。

かっこいいな、と憧れる友だちがいたら、行動も考え方も真似をする。
それがどんな友だちかがものすごく重要になる。

「昨日、スプラトゥーンでさー、・・・」
と、ゲームやYouTubeのことだけを話す友だち。
「関係代名詞を勉強していて気づいたんだけど・・・」
と、英語を勉強していて気になったことを話す友だち。
「プログラミングで決済システムを作ってみたんだけど・・・」
と、自分のハマっている趣味について熱く語る友だち。
「国境なき医師団に参加して・・・」
と、将来、医者になって、何をしたいのかとたんたんと話す友だち。

どんな友だちからどんな影響を受けるのか?

赤ちゃんでも周りの子を見て、影響を受けて、真似して、自然に学んでいる。

小学生や中学生も同じ。
いや、大人だって同じかもしれない。
同じ境遇、距離が近く、日常的に行動と共にする時間が長い人からこそ、最も影響される。

その学びの大きさは、親はもちろん、どんなカリスマ教師だって勝てるはずがない。


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