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【中学受験#26】 2月1日 麻布中学入試(Season1)

先週のとっても濃い〜受験期間の日記を毎日更新。
学校名出すのは迷ったけれど、そこを伏せてある記事を見ても何もおもしろくないし参考にならない。
というわけで、恥ずかしながらすべて実名でいく。
そのうち、消すかロックかけると思うけど。

初戦は麻布中学。


さあ、行こう!

ついに2月東京入試スタート。
前日は眠れないかと思っていたが、そんなことはなく、親子共にしっかり眠ることができた。

入試本番の朝、WBCで日本代表がやっていたような「声出し」を家族ですることにした。

初日は、母から。
「いよいよ今日から本番の3日間です。思えば、東京に移住してから受験がスタートし、塾を探し、自転車の練習をするところからはじまりました。大変なこともあったけど、なんだかんだ最後まで走り切れたことはとてもすごいことだと思う。それだけで大きなものを1つ手に入れたのだと思うけれど、せっかくがんばったから、どうせなら気持ちよく3つ取って終われたらいいなと思うので、最後まで楽しんでがんばってきてください。出し切りましょう。家族みんな応援しています。さあ、行こう!」

初めて、あえて、「がんばれ」と言ったらしい。
受験ではタブーで、使わないでいた言葉。
これまで一緒に頑張ってきて、特にラストはがっつりサポートして。でも、もうここからは送り出すことしかできず、1人で戦うしかないから。母からの最初で最後の「がんばれ」。

満員電車のハプニング

8時半集合がつらい。
満員電車も慣れがなくなっているからきつい。
そんな気持ちはおくびにも出さずに付き添う。

息子も苦手な早起きをして、基礎のプリントを解いて準備。

最初の電車で扉が閉まる間際、飛び込んできた女性2人がいた。
よくある光景だが、乗車後にその女性2人でもめている・・・というより、一方の年配の方がひたすら、
「このくそ女」
「あんたのせいだからな」
「線路に飛び込んで死んでくれ」
などと心がざわつく文句を言っている。
近くのおじさんに怒鳴られて、少しおとなしくなったかと思ったが、その後もずっとぶつぶつ言っていた。
若い方の女性も、小さな声で
「うるさいおばさん」
とでも言ったのか、
「あんたの方がおばさんだ」
と言い返されている。
降りる寸前に、年配の方が何か言いたいうずうずが止まらず、体が震えているほど。
そして、降車駅でドアが開いた瞬間に、
「このチンピラっ!」
と怒鳴って走り去っていった。

入試の日の朝に、こんなおもしろエピソードに出くわさないでほしい。
笑いそうになって辛かった。
頭がいっぱいになってしまうではないか。

家に帰ると、それぞれが家族に報告していたことはいうまでもないが、その場では「変な人がいるから気をつけよう」と多くは触れず、入試会場へ。

出陣

最後になんと声をかけるかは迷うところ。
でも、ふつーにいつも通りがいいだろう。

普段の送迎は、グーパンチして「いってらっしゃい」。
入試の日だから、特別にダブルグーパンチで「いってらっしゃい」で送り出す。

いつもは、別れてから2、3回振り返る息子。
ただ、この日は、緊張していたのか気合が入っていたのか、一度も振り向くことなく試験会場に入っていった。

成長したなーと頼もしく思いつつ、緊張してんのかなと不安もよぎる。

感想

「算数はまあまあ、国語は微妙かなー。社会は最後の記述が短かった」

特に落ち込む様子も、うかれる様子もなく、淡々としている。

その夜、受験スケジュールの確認をしているとき、
「いずれにしてもこの日に麻布には入学金は支払わなきゃいけないからね・・・」
と夫婦で話していると、息子がぼそっと一言。
「麻布に受かると思ってるでしょ?」

ウケてしまった。
確かに、それ前提で話している。あぶない、あぶない。
ドキドキしておかねばならない。まだ受かってない。

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