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直観で生きる私が思う結婚とは ~はじまり~

のっけから、夢のない話になってしまい申し訳ないけれど、私は結婚に何の期待も持てなかった。よくある話だけど、親を見ていて、結婚に憧れを抱けるような環境ではなかったというのが一因だ。


周りには、結婚すれば幸せ、結婚は楽しい、結婚はいいものと囃し立て、結婚こそが女の幸せであることを散々叩き込まれた。私の意見とは違うと伝えると、必ず「可哀想な人」とレッテルを貼られたものだ。


時はバブルの真っ只中、こぞって3K(高身長・高学歴・高収入)をゲットしようと、日々繰り広げられる争奪戦が白熱していくのを遠い目で見ていたのは、きっと私だけだっただろう。


というと聞こえはいいが、ただ単に、自分には参戦するほどの自信がない、小心者だったことを付け加えておく。


ただ、本能的に、直観的に、大多数と同じ選択、すなわち流行を追うことに違和感を覚えたのは確かだ。なので敢えて、3Kを外してもなお、その人に何かを感じる人を選んでみた。

前の記事「夫婦ってなんだ」にも書いたけれど、私の結婚は、自分の意思というより、直観で伝えられたタイミングで、シナリオどおり相手が現れ、「ピンっ!」と頭の中で音が鳴ったのでロックオンしたというのが正直なところ。

好きとか嫌いとか、そんな情熱的なものではない。


もちろん、生理的に受け付けなければ結婚などしなかっただろうから、どうしようもなく好きなタイプではなかったけれど、ほどほどに好意的なタイプだったということになる。

私は何をしたわけじゃない。夢で見たその数字に忠実に意識を乗っけて、もしその直観が正しければ結婚の流れになるだろうと予測していただである。

そして、予測どおり現実化したのだ。

もちろん若かったし、まだその結婚の本意を知らなかったので、多少浮かれポンチで夫婦になったけれど、自分の中では薄々感じていた。

結婚という契約のスタートだということを。


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