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食物繊維は便通を良くするためのみにあらず!

本日も、最新栄養学から
妊活のための栄養について
紐解いていきましょう!

従来の栄養学では
食物繊維を含む野菜やきのこ類は

・カロリーがなくてヘルシー
・便通を良くしてくれるもの
と言った位置付けでした。

とはいえ、私も少し前までは
「ヘルシーだから野菜を食べていれば安心!」
そんな認識でした。

実は、食物繊維は
ヘルシー以上にとっても重要な役割
を担ってくれていたのです!

結論から言うと、
①血糖値を上がりにくくする
②炎症を防ぐ
③免疫力を上げてくれる

といった効果を発揮してくれます。

今日は、この中から
食物繊維の妊活への効果として、

①と②について
お話ししていこうと思います。

①血糖値を上がりにくくする

食物繊維はお腹の中で
腸内細菌の餌になり、

エネルギー源として
利用されているのですが、

その他の重要な役割として、
糖質をコーティングして
血糖値が上がらないようにしてくれます。

血糖値が上がると妊活に
どんな影響を及ぼすかというと、

糖質を摂ると、体の中で
血糖値が上がるのですが、

食べ方によっては、
血糖値が上がったり下がったりと
スパイク状に乱高下すると、

多嚢胞性卵巣といった
排卵障害を起こすことがあります。

なぜ多嚢胞性卵巣になるかは
話すと長くなるし難しいので
さておいて・・・

本来、1個の卵子が育って
月1回排卵するのですが、

多嚢胞性卵巣は
途中で育つのをやめたり、

排卵できなくて卵巣の中に
留まってしまう病気です。

それが繰り返されると、
途中経過の卵子が卵巣にあるので、

新しく育とうとする卵子が
「育ち途中の卵子があるから私は育たなくて大丈夫」
と排卵するまで成熟するのを
やめてしまいます。

そのため、ネックレスサインと言って、
超音波で見ると、

途中経過の卵子が
真珠のネックレスのように
数珠つなぎに見えるのです。

そして、ずっと排卵されないと、
卵巣自体も硬くなって
どんどん排卵しにくくなってしまいます。

排卵しないと言うことは、
妊娠しにくくなってしまう
と言うことになりますので、

血糖値は安定させていくことが大切になります。

②炎症を防ぐ

食物繊維の重要な役割として、
炎症を防ぐというのも
妊活にとっても大事です。

お腹の中にある腸内細菌が
食物繊維を分解するときに
作られる短鎖脂肪酸が、

体の中の炎症を
抑えるという働きがあります。

余談ですが、
認知症とか心筋梗塞など
ありとあらゆる病気は、

体の中の臓器の炎症に関係している
と言われているんですよ。

妊活中の方は、
子宮内細菌の話を
聞いたことがあるかもしれません。

実は、20年位までは
子宮内は無菌だと言われていました。

しかし、
子宮内には善玉菌と悪玉菌がいて、
悪玉菌が多いと子宮内が炎症を起こし、

着床など、
妊娠の妨げになってしまうこと
がわかっています。

子宮には着床しやすい時期、
子宮が受精卵を受け入れる窓があって、

窓があいているときに
受精卵が子宮内に入ってくると
着床して妊娠が成立します。

子宮の中で炎症が起きていると、
受け入れ窓があく時期が
本来と違うことがあります。

不妊治療の病院だと、
この受け入れ窓の時期を調べる
ERA検査をしたりするのですが、

子宮の炎症がある方は
炎症の治療後に
再度ERA検査をすると、

受け入れ窓の時期が
違うことがあります。

つまり、
体の中の炎症は妊娠に影響する

ということなんです。

腸内細菌と子宮内細菌は
近しい間柄なので、

食物繊維で
体の中の炎症を抑えて
妊娠しやすい環境を作りましょう!


いかがですか?
お野菜はあまり食べる習慣がない・・・

そんな方がいれば
便秘解消とかの意味合いのみならず
妊活に大切なものとして、

積極的に食物繊維を摂っていきましょう!

さらに詳しいことは、
私の妊活コンサルの会員サイトで
解説していますので、

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