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【考えよう世界のこと 児童労働 ネパール編】


絵本の題名
"もったいないばあさん" 真珠まりこ

この絵本は
こども向けの絵本だが
日本にいると当たり前と感じている事が
当たり前ではないことを学ばせてくれる
学びの絵本、、

文化だから、環境だからと思うだけではなく
あくまで良心に基づいて
この考え方は日本も見習うべきだとか
何故この劣悪なシステムが続くのかなど
色んな事実は子供ともディスカッションして考えるきっかけにするべきだと思う

何故なら、
私自身が親から考えられる質問をされる習慣無く育ち、受動的で自ら考えて行動するということが少なかった子供だったように思うから、、
だからこそ、家族内でもそのディスカッションの重要性は痛感している

本題、
この絵本を読んで私の記憶が蘇ったので
言語化しておこうと思う

私ごとの実体験にはなりますが
私がネパールに行った時の事を
話したいと思います
私はネパールの文化をあまり知らないまま
20代ネパールに行きました

そこには
ネパールの家庭には
家政婦が当たり前のようにいました

日本で家政婦を雇うとなると
考え方として
豪邸をお持ちの方というイメージ

しかし、私のみたネパールの家政婦は
一般家庭で普通に家事をしている人
そして私が見た家政婦は
なんと、まだまだ遊びたい盛りの子供、、、

私たちや子供たちがみんな食べたり
遊んだりしている中で
彼女たちは一緒に遊ぶことはなく
子供らしい生き生きした姿は滞在中
私はみることができなかった

そのネパールの子供の家政婦システムは
村の貧しい家庭の子供が
生活の面倒や学校にも行かせて
育ててもらえる代わりに家事をやってもらうという形態からきているよう

確かに一見人助け、、、
のように思うが
私は全く違うように思えた
なぜなら良心がざわつきまくったから

そして現地の人でも
やはりその家政婦システムはいけない
という考え方はあり、いけないことと
知っているよう

だけどどうしてなくならないのか、、、





私は今でも時々考える

私は何故そこでその子の手を引いて
一緒に遊んであげなかったのか、、、

私に足りなかったのは
勇気と正義感、、のように思える

ただ
その国の根強い風習
一時的に滞在した自分が
感情のままにする行動は
後々その子にどんな影響を及ぼすのか
また、まだまだカースト制度の考え方が
年配者には根強い国で文化も知らずに
勝手なことをしてかかわることの危険性
そして言葉の壁


本当に無知は何もできないと感じた
だからこそ知る事が大事
知って知識を入れていく
そして言語化して伝えていく
その小さな事でもトリムタブのように
世界の流れを変えていけると私は信じてる


先進国が
貧しい国にお金を援助している
時代は何年続いているだろう、、
根本は改善していない

私の好きな教育論で

「魚を与えるのではなく、魚の釣り方を教えよ」と言う言葉がある

ネパールが発展するために本当に必要な支援とは即効性はないけれど「ネパールの自立を促進するための次世代を担う子供の100%の統一された学校教育支援とその国の宗教を重んじながらもその国の新世代がリーダーシップをとり社会システムを変えていき環境を整え次世代に影響していけること」だと私は考えています。
どんなに援助をもらっても
自分たちの国は自分たちしか変えられない

ネパールの若者は海外に進出し
グローバル化してきている
その若者達が海外からのフラットな視点での
経験や学びから自国を見た時
ネパールの新世代たちが母国に帰り
コレではいけないと旗をあげて
変えていける力が必要に思う

なぜなら、
自己評価でしか人間は変わることが
できないと言われているから、、


私自身が受動的だったり被害者的な思考から本物の学びを得ることで、考え方が少しずつ変わり、自分自身が小さな社会である家庭内のトリムタブになっている経験から感じたことを社会に置き換えて言語化してみました

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