見出し画像

琴線に触れる言葉が、あなたと同じだったから。

忙しいという言葉は好きじゃないんです。心を亡くすと書くから。でもそれくらい多忙を極める1日がありました。

午前中はファミレスに引きこもり鬼の形相でデスクワークをして、午後は愛知県からご依頼を受け約2時間ノンストップで講演をしたあと、息つく暇もなく新幹線に飛び乗り大阪へ。(女神さまが名古屋駅まで車で送ってくださったので、ギリギリ間に合いました。。)

大阪への移動中、こんなに頭が動かないかってくらい思考停止していたけれど、夕方になんとか頭を再起動できて、もう一本講演&トークセッションをさせてもらいました。新幹線乗ってるとき、頭痛が急に襲いかかってきて「うーん、これはやばい…」と思ったんですが、這ってでも絶対行くと腹を括りました。わたし自身がとても楽しみだったから。

最初はなんで葉田甲太さん(ざっくりいうとお医者さんで、医療関係のNPO活動をしていて、執筆家で、二児のパパという何枚もの顔を持つ人)からご連絡もらったのか本当に意味わからなかったんです。6年くらい会ってなかったし、そもそもどこで最初にあったのかもよく覚えてないし。

でも改めてこれまでの著書を、そして新著を拝読してみたら「あー、だから声かけてくれたんだ」ってすとんと腹落ちしたんです。多分それが集約されているのがこの言葉で。

苦しんでいる「誰か」ではなく苦しんでいる「あの人」になった。
僕にとって遠い存在でなくなった。

新著「僕たちはヒーローになれなかった。」に書いてあります。読んですぐ、わたしはその言葉を携帯で写真に撮りました。わたしにもすごく通じる言葉だったから。

そしたら、驚くことに今日のイベントで葉田さんもトークを一緒にした座間くんもその言葉を使っていたんです。心の琴線に触れる言葉が人と一緒ってこんなに嬉しいんだなって初めて思いました。

アプローチの方法ややりたいことは違えど根底が一緒なんだって思ってからは、いつもより伸びやかに話ができたような気もします。

葉田さんは愚直な人だと思うんです。あんまりにも真っ直ぐすぎるから、周りの人がつい手を差し伸べてしまう、恐ろしい吸引力の持ち主です。ダイソンもびっくりです。

「医者やりながら海外で病院立てたりしてすごいですねって言われるけど。朝起きて携帯を触るように、NPOの活動をしてるんだよね。みんな携帯触ってるよね。だから僕にとってはNPO活動は、それくらい普通のこと。」とセッションで話す葉田さんはとても自然体で、潔くて、なんだか静謐さすら覚えました。

お話を伺えてよかったし、一緒にトークセッションの時間を持つことができて光栄でした。「(お子さんの)お遊戯会が明日あるから」とトーク途中に東京に帰る感じもすごくわたし的にはよかったです。

そんな葉田さんは出版記念47都道府県全国ツアーを開催中。東京、栃木、宮崎が年内決定しているとのこと。お住まいの都道府県で開催される際には、ぜひ足を運んでみられては。

What are you working for?  -あなたは何のために働いているのか-

新著「僕たちはヒーローになれなかった。」はそんなことを考えさせられる良書です。Amazonで気軽に購入できますので、よければこちらもぜひ。

怒涛のスケジュールだったけど、なんだか良い日でした。

普段の自分ならしないことに、サポートの費用は使いたいと思います。新しい選択肢があると、人生に大きな余白が生まれる気がします。