Hiromi Nakagawa

本の編集者。おいしいものが大好きで、忙しくなるとたくさん食べます。担当した本は『FACTFULNESS』『メルカリ』『HARD THINGS』『ジェフ・ベゾス 果てなき野望』『スティーブ・ジョブズ 驚異のプレゼン』『フェイスブック 若き天才の野望』『電話はなぜつながるのか』など。

Hiromi Nakagawa

本の編集者。おいしいものが大好きで、忙しくなるとたくさん食べます。担当した本は『FACTFULNESS』『メルカリ』『HARD THINGS』『ジェフ・ベゾス 果てなき野望』『スティーブ・ジョブズ 驚異のプレゼン』『フェイスブック 若き天才の野望』『電話はなぜつながるのか』など。

    マガジン

    • 滑川海彦の情報文武両道塾(深呼吸学部)

      滑川海彦 プロフィール 千葉県生まれ。東京大学法学部卒業後、都庁勤務を経て著作・翻訳業。創刊直後のRockinOnに投稿して橘川幸夫と知り合う。橘川幸夫事務所の応援で1984年に「データベース--電子図書館の検索・活用法」(共著・東洋経済新報社)を出版。著書に「ソーシャル・ウェブ入門」(技術評論社)他、訳書に「フェイスブック 若き天才の野望」、「HARD THINGS」他、多数。2006年からTechCrunch Japan記事を翻訳してきた。

      • 滑川海彦の情報文武両道塾(深呼吸学部)

    最近の記事

    稀代の装丁家、坂川栄治さんに教えてもらったこと

     日本を代表する本の装丁家、坂川栄治さんが急逝されたのは2020年の夏。装丁家をされているお嬢さんの朱音さんが、これまで手がけた本の一部を年代別にまとめた図録をつくられました。以下の文章は、その3番目の図録に私が寄稿させていただいたものです。  坂川栄治さんが装丁を手がけたのは、村上春樹、カズオ・イシグロ、ハリー・ポッターシリーズなど小説から、『だるまさん』シリーズなどの絵本まで約6500冊にも及ぶそうです。 -------------------------------

    スキ
    234
      • ハリウッドのジェダイマスターから、交渉力チームづくりも学べる本

        こんにちは、本の編集者の中川ヒロミです。 8月の担当本は、ハリウッドのスーパーエージェント、マイケル・オービッツさんの自伝『LEGEND』です。この本、濃くて熱くて厚くて迫力満点!装丁も、tobufune小口さんに重厚感あふれるかっこいいデザインにしてもらいました。うっとり。 オービッツを初めて知ったのは、『HARD THINGS』を編集したとき。著者のベン・ホロウィッツは倒産の危機を救うため、自分の会社を一部売却する交渉で、オービッツにアドバイスをもらいに行きます。する

        スキ
        11
        • 『ファクトフルネス』のファクト

          12月に入って『ファクトフルネス』の発行部数が50万部を超えました!わお。こんなに売れると思わなかったなあ。いやあ、うれしい。 取次の日販調べによると、2019年のビジネス書では『メモの魔力』に次いで2位となりましたが、ビジネス翻訳書では1位。楽天KoboやBookLive!など電子書籍ストアのビジネス書では1位となりました。 私はビジネス書の編集をはじめて14年になりましたが、50万部を超えたのはこの本が初めて。発売当初から応援してくれたみなさん、読んでくれた方々、訳者

          スキ
          138
          • 父と数学

            88歳の父が亡くなった。 高校生の私は反抗期で父とほとんど口をきかなかったし、あれこれ言われてうっとうしいと思っていた。私は2人の兄たちとは10歳前後離れた遅くできた女の子だったから、父も色々言いたくなったんだろうと今では思う。それに反抗していたわけだけれど、それでもやっぱり私は、父から大きな影響を受けた。 父は昭和ひとケタ生まれながらも、女の子の教育については先進的だった。 「ずっと仕事を続けていけるようになりなさい。結婚しても、相手が死んじゃうかもしれないから」と小

            スキ
            300

          マガジン

          マガジンをすべて見る すべて見る
          • 滑川海彦の情報文武両道塾(深呼吸学部)
            橘川幸夫 他
            ¥3,000 / 月

          記事

          記事をすべて見る すべて見る

            金沢のありえないレストラン

            2019年10月、金沢にすごいレストランがオープンする。その名は、A_RESTAURANT。 つくったのは、金沢在住の起業家、宮田人司さんが率いるOPENSAUCE(オープンソース)というスタートアップだ。宮田さんはだいぶ前にiモードの着メロで大成功したり、iPhoneのアプリストアが登場した早々に「memory tree」などのアプリをつくったりという連続起業家で、とにかく面白い人だ。宮田さんを紹介してくれたのは、林信行さん。私が約1年の産休・育休から復帰して浦島太郎状態

            スキ
            89

            カバーデザインはこうして決まった(2) 赤と青とどっち?『FACTFULNESS(ファクトフルネス)』編集つぶやき

            さて、前回に続いて『FACTFULNESS(ファクトフルネス)』のカバーデザインはどう決まったのかをご紹介します。装丁家のtobufune小口さんからいただいた5つの案のうち、D案で行くことに決めました。 ここから微調整を始めます。コピーを再検討したり、色味を考えたりしていきます。最初に悩んだのは、タイトルを赤文字で行くか、青文字で行くかーー。本屋さんの店頭での目立ちやすさを考えたら、やっぱり赤文字ですよね。でも、青もかっこいい。 当時、本屋さんの店頭でベストセラーとして

            スキ
            55

            カバーデザインはこうして決まった(1)『FACTFULNESS(ファクトフルネス)』編集つぶやき

            こんにちは、『FACTFULNESS(ファクトフルネス)』の担当編集者、中川ヒロミです。『ファクトフルネス』の判型(本のサイズ)について前回書きました。https://comemo.nikkei.com/n/nf551eedddb47 今回はカバーデザインを決めた過程をご紹介します。 本にとっていちばん大事なのは、当然ながら中身です。でも、同じくらい大事なのが、「装丁」(そうてい)です。装丁というのは、本のカバー、帯、本表紙など本の外側のデザインのこと。装丁を専門にする「装

            スキ
            184

            四六かA5か、それが問題だ 『FACTFULNESS(ファクトフルネス)』編集つぶやき

            こんにちは、『FACTFULNESS(ファクトフルネス)』の担当編集者、中川ヒロミです。『ファクトフルネス』の編集過程について、これからnoteに何回か記事を書いていきます。 この記事を書くきっかけは、共訳者の上杉周作さんが書かれた「『FACTFULNESS(ファクトフルネス)』の翻訳本ができるまで」という記事の反響に驚いたこと。 Twitterなどでこの記事を読み、「ここまで手間をかけて真剣に翻訳していると知って、本を買いたくなった」と書かれていた方が何人もいました。

            スキ
            191

            さよならスズ

            うちの猫は17年前、飛行機に乗ってやってきた。 耳が垂れているスコティッシュホールドという品種の猫がどうしても飼いたいと言っていたら、ブリーダーに詳しい友人がここがいいと教えてくれたのが大阪・岸和田のブリーダーだった。そこで最初はキジトラの子を譲ってもらうはずが、その子は病気がちということで、何度も引き渡しが延期になった。病気がちの子を渡すと猫も飼い主も苦労する。そのブリーダーが「この子なら丈夫」と代打で紹介されたのが、スズだ。 スズは大阪空港から飛行機に貨物として載せら

            スキ
            43

            ハードとソフトのエンジニアはわかりあえるのか?

            https://note.mu/tuttlemori/n/n18aad1e0d871 私が編集を担当した『スタートアップ・ウェイ』では、GEのエンジン開発者がシリコンバレーからやってきたソフトウェア系起業家の著者にくってかかる場面があります。 ソフトウェアは一日に何回も改修できる、だからお気軽に「失敗しよう」なんて言える。でも、ハードウェアはそうはいかない。ただ、著者であるエリック・リースさんが話をしていくうちに、GEではシリコンバレーのソフト開発では当たり前になっている

            スキ
            2

            『スタートアップ・ウェイ』で新しい本の読み方を試してみた

            編集を担当した『スタートアップ・ウェイ』本が、まもなく発売になる。この本は、うまくいったスタートアップが規模が大きくなると保守的なイケてない組織になったり、成功した大企業がイノベーションを起こせなくなったりするという課題に、答える本だ。 © hiromi 著者のエリック・リース氏は本の最初に、イケてない「古くさい企業」と成長し続ける「先進企業」という言い方で、両者を対比させている。その中の一説がこれだ。 古くさい企業は大がかりなことをしたがる。先進企業は実験をすばやく繰

            スキ
            5

            トヨタに欠けていたものースタートアップ・ウェイ

            © hiromi 私が今まさに追い込みの編集作業をしているのが、『スタートアップ・ウェイ』という本です。スタートアップ・ウェイというのは、著者であるエリック・リース氏が提唱するメソッド「リーン・スタートアップ」をスタートアップだけでなく、伝統ある企業、大きな企業に導入するための方法論です。 変化がどんどん激しくなり、予測不可能になっている今、これまでのやり方ではもはや新しいものは生み出せない。そこに使えるのがリーン・スタートアップであり、大きな企業も、大きくなりつつあ

            スキ
            2

            うちのネコ、スズ

            スキ
            6