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社会福祉は、気楽な感じが丁度 良い🍀温かい交流を増やそう

 昨年の秋の出来事でした。友人宅に遊びに行った時に、友人が飼ってる犬を連れて散歩することに。

  すると幼い子と歩いてる母親に声を掛けられました。その男の子は、おそらく4歳くらい。

母親 

「かわいいワンちゃんですね〜」

ひろまる

「ありがとうございます。優しい気性なのですが、エサを与え過ぎて体が大きいんですよ。ちょっと肥満かも。ハハハッ!」

 そして男の子にも 声を掛けました。

「坊やは、ワンちゃん怖くない?」

 男の子の様子は《犬に興味は有るから触りたいんだけど。ちょっと怖くて触れないよ》という感じでした。

母親

「私が実家にいる時は、犬を飼ってたんです。だから、また飼いたいなって思ってるんですよ。息子のためにも良いかと思って。」

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 その後、お母さんと2つ3つ言葉を交わしてから別れました。坊やには こちらから「サヨナラ〜」と言って手を振りました。

住宅街などで見られる日常の穏やかな光景です。

  その坊やが ダウン症であることも含めて。

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   公園を歩いたり、スーパーで買物してる時に、ダウン症の人を見かけること有りますよね?ダウン症に人は特徴的な顔の表情が有るので、分かります。

 先に書いた男の子がダウン症であることも、顔の表情から分かりました。僕は過去に《ダウン症や自閉症の子供と遊ぶ》という小規模なボランティア活動を企画していた事があるので。ダウン症のお子さんを見かけると  つい気になるのです。

 〈ハンディキャップある子供たちも明るく、のびのびと過ごせる社会を〉と願っているので。今の社会福祉の実態が気になります。

   社会の実態を掴むためには?

  TVや新聞の評論家の下手な説明を知るよりも 直接に話しかけて交流する方がよっぽど良い判断基準になります。

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  では、ここで皆さんに質問です。

ダウン症の子供さんと接したこと有ります?

  ダウン症に限りません。心身にハンディキャップを持つ子供と接したことは有りますか?そして その子達を育ててるお父さんやお母さんと話した事は?

 《ハンディキャップある人と接した経験が有るなら善人で、接した経験が無いなら悪人》という訳ではありません。僕は接した経験があるけど、善人ではありません。腹黒いところが有り、嘘や偽りもたくさん抱えてますからね。

  僕がここで言いたいこと。それは気負ってはいけないという事です。「ハンディキャップある人々とも接した方が、人生は豊かになりますよ。」ってことです。そのためには頭で人権だ、福祉だ、差別だと考えるよりも、ハンディキャップある人に積極的に声をかけて交流すると良いのです。

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     ダウン症や自閉症の子供たちを特別視するのは、良くない事ですね。顔の表情や動作に特徴が有っても、愛嬌や無邪気さなどは他の子供たちと差は有りません。もちろんハンディキャップの有無や能力の差は、人間としての価値に全く関係が無い。

   ですが僕は断言できます。ダウン症の子供さんには秘められたパワーがある。この事は、実際に接すれば必ず実感して貰えます。接すれば、たいてい こちら側が癒やされて優しい気持ちになれるのです。一般的には〈社会的な弱者〉とされる彼らに、実際は こちらの方が癒やされるという感覚が有る。

   つまり彼らにも優れた能力があり、社会に貢献してるのですね。

  ダウン症の子供さんだけでは有りません。自閉症の子供さんにも秘められたパワーがある。

  自閉症の子供たち。独特の世界観を持っている子が多いから、接すればとても個性的だと感じることでしょう。人間の精神や存在の多様性を感じることが出来るはずです。少なくとも彼、彼女らの世界を尊重した方が良いと自然と思える筈です。

   人間が各々に持つ〈世界観〉に、優劣など無い事が実感できるのですね。

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 人間は多様性に富んでいる。ですから人間関係の基本は、気楽に付き合う事です。

  福祉分野にそれほど興味が無くても。誉められるような善人じゃなくても。まずはハンディキャップある子供たちと気楽に接して《世の中には、いろんな個性の子供たちがいる》《その子たちも楽しく過ごせるように税金は活かされてほしい》というような意識さえ有れば良い。そう僕は思っています。

 《支えてあげよう》とか《お世話してあげなければ》とか難しく考えなくて良いのです。

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 例えば1万人の大人が、ハンディキャップある子供に気楽に声を掛ける。そのうちの1%の人が福祉に深く関心を持ち、100人の福祉職員が生まれる。

   で、ここで注目されるのは福祉職員になった100人ですが。気楽に声を掛けただけの残りの9900人にも僕は注目するべきだと思うのですね。

   この9900人も、ハンディキャップある人々のことを   決して冷ややかな目で見たりしない。無関心ではない。この事も重要だと思うのです。

 積極的な福祉の職員、専門家も社会に必要ですが。決して差別する事の無い《目立たない温かな心》も社会に必要。これが今回の投稿で 皆さんにお伝えしたかった事です。

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 もしもご近所やバスや電車の中で、ハンディキャップを持つ子供さんを見かけたら(声を掛けたりするのに抵抗あるなら)優しい目で見守ってあげてください。その子にだけでなく、その子のお父さんやお母さんにも(心の中で良いので)エールを送ってあげて欲しい。

   そういった思いや空気は、必ず相手に伝わるはずですから。そういった思いでいるなら自然と気楽に   挨拶や会話する機会も生まれます。

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 すみません。下手な文章、今回も長くなりました。そろそろ投稿のまとめに入りますね。

   冒頭で書いた坊やとお母さん。これからも明るく笑って過ごして欲しいですね。もしもワンちゃんを飼い始めたら、キャッキャ、キャッキャと坊やが喜び家庭が更に明るくなることでしょう。
   そして、やがて坊やは逞しく優しい成人に育つことでしょう。

   残念ながら令和の時代になっても、まだまだ冷ややかな視線や差別的な意識は社会に存在します。ですが、そういった負の遺産のようなものは、我々が努力、工夫をすれば   どんどん消滅していく事でしょう。

   今回はいつもよりも配慮が要るテーマでしたが、《僕のフォロワーさんなら、きっとご理解いただける》という思いで書かせていただきました。 

   人に優しい社会を願いながら、筆を置かせていただきます。最後までご覧くださりありがとうございました。

《完》

#社会福祉
#ダウン症
#自閉症
#誰かの役に立てたこと

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