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樹
2021年2月13日 17:39
夢を見ていた。高校生の俺と姉が歩いている。俺たちは、夜の散歩をしているようだった。市街地から離れているせいかこの辺りは、この時間になるとめっきり人通りが少なくなる。だが、今日に限ってさっきから何人もの人とすれ違っていた。姉は、すれ違う人たち全員にまるで顔見知りのように挨拶をしている。確かに、すれ違った人の中には何人か、顔見知りの人もいたのだが…。『知らない人に
2021年1月27日 22:31
『そんなはずないだろ』ってわかっているつもりなのに、『もしかするとそうなのかもしれない…』と思考が感情に引っ張られそうになる感覚は、実を言うと頻繁にあった。 あの頃の俺はと言えば、高校に入って付き合い始めた彼女と、電話してから寝るのがルーティンのようになっていた。その日もいつものように、ベットに寝転がりながら喋っていた。すると、姉がノックと同時に部屋のドアを開けた。『ノックの意味、知ってる