奥富 宏幸 | コーチ&事業家

創業100年の家業経営/ 元PwC/ コーチングと思考と対話の場づくりがライフワーク/…

奥富 宏幸 | コーチ&事業家

創業100年の家業経営/ 元PwC/ コーチングと思考と対話の場づくりがライフワーク/ ICHIDO代表/ 思索倶楽部アイリス主宰/ イシス編集学校 51期[守]師範代/ サッカーと山とビールと将棋好き

マガジン

  • 思索俱楽部アイリス

    思索倶楽部「アイリス」は、仕事や生活の質を高めていきたいと考えているオトナたちが交流を愉しむ場です。 参加者が悩みや知恵を持ち寄り、新しい希望が生まれる、未来志向の大人の群棲地を目指しています。20代~40代でビジネスや人生の転機にある方はもちろん、主婦や学生、シニアの方など自分軸をアップデートしたい方ならどなたでも参加可能です。 個別での経営相談やキャリア相談も随時受け付けています♪

最近の記事

本と交際しよう

読書は、まさに体ごとのエクササイズだ。 プラトンや空海の時代から「知の格闘技」で、そもそもが「全身アスリート」の体験世界なのだ。しかし、話し言葉から書き言葉へ、音読社会から黙読社会へ移行する中で、読みと書きが離別してしまった。 本を全身で受け止め、呼吸することも忘れてしまった。考えることが想起であって、本を読むことも想起だったことを忘れてしまった。 そこには認識のジェノタイプ(遺伝型)に対するに表現のフェノタイプ(表現型)とでもいうものが、鍵と鍵穴の関係のように「抜き型

    • 『嵐が丘』という夢を見た

      『嵐が丘』は、海を渡って『夢十夜』第一夜につながった!?  『嵐が丘』でのヒースクリフとキャサリンの魂の合一が『夢十夜』夢一夜の百合との接吻とイメージが重なり、いろいろ調べるうちに、夏目漱石は、留学先のイギリスでエミリー・ブロンテが逞しく生きた時代の匂いを感じたに違いない。そんな仮説を立てて書いた作品です。 嵐が丘 第三十四章 夢一夜 A Dream, I am     夏目漱石 E・ブロンテ[訳] あらまし夏目漱石は、留学先のイギリスでエミリー・ブロンテが逞しく

      • 間を広げる対話シリーズ Vol.10「永遠と一瞬のあいだ」

        8月の思索イベントのご案内です。今回は特別プログラムとなっています。 ご存知の通り、狭山市ビジネスサポートセンター(Saya-Biz)の小林センター長が、この9月に卒業されます。 2019年4月にスタートしたSaya-Bizですが、今では地域の中小企業、創業希望者の駆け込み寺として、かけがえのない存在となっています。これまでの相談件数は7,000件、約800の事業者が活用するまでになりました。 相談企業とともに常に全力で伴走してきた小林さんですが、地域と企業の成長に多大

        • 間を広げる対話シリーズ Vol.9「人間と自然のあいだ」

          7月の思索会のご案内です。 テーマは、「人間」と「自然」のあいだ。 資本主義の船からおりられない私たちは、自然を「資源」と称して、人間と切り離して、利用・搾取してきました。一方で、自然保護をうたいながら、人が踏み入れないように自然を隔離もしています。野生動物と人間の「境界」も曖昧になってきました。 今回は世界と日本のたくさんの山を登り、旅をしてきた今井さんが進行をつとめます。今までに撮影した写真や各地でのお話を通して、人間と自然との関係性や、環境問題について楽しく話してい

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        • 思索俱楽部アイリス
          4本

        記事

          継続セッションを受講したお客様の声

          スッキリしないコーチング 「コーチングって何?」という質問をよく受けます。 いろいろな定義がありますが、私は、①「自分の編集可能性をひらくコミュニケーション技術」とか、②「ライザップとサウナのようなもの」と答えています。これでも分かりづらいでしょう。むしろ一層分かりづらくなったでしょうか(笑)。 「百聞は一見に如かず」ではないですが、一度コーチングを受けてみると、どういうものか何となくイメージができると思います。よく「コーチングを受けると頭がスッキリする」と言う人がいますが

          継続セッションを受講したお客様の声

          「流行」を追うか?「時流」をつかむか?

          「マッキンゼー式〇〇メソッド」「 方眼ノートで頭がよくなる〇〇」「ハーバード流〇〇術」「成功するために30代までにやっておきたい10のこと」「哲学的思考で必ずうまくいく」 世の中には、次から次と新しいノウハウや概念が想像され、これもまた消耗品のように消費され、1年もすれば忘れ去られます。ノウハウやツールはあくまで二次的、副次的なものですので、まずはご自身の本来の姿や目的をしっかり見定めることが重要なんだと思います。 今日は「流行」と「時流」について、少し考えてみます。

          「流行」を追うか?「時流」をつかむか?

          間(あいだ)を広げる対話シリーズ VOL.4 「時代と世代のあいだ」

          2024年最初の思索会のテーマは、「時代と世代のあいだ」です。 「若い世代の社員が何を考えているのか分からない」という声を聞きますが、それは若者も人生の先輩たちに対して、同じことを考えているんですよね。  昭和レトロが好きなZ世代も、終身雇用制度の中で働いてきた団塊(ジュニア)世代も、同じ時代を生きています。「同じ時代」であるということは、「同じ景色」を見ていることでもあります。 しかし、実際のところ、「同じ時代」の「同じ景色」であっても、世代が違えば、実はその景色の見

          間(あいだ)を広げる対話シリーズ VOL.4 「時代と世代のあいだ」

          イベント参加者の声(2023/12/16)

          前回の思索イベント「第3回 美と暮らしのあいだ」に参加した方の声です。 参加された皆さん、ありがとうございました。 何に「美しさ」を感じるかは、本当に人それぞれです。 国宝の茶器を選んだ方もいれば、荘厳な富士山の景色、まっすぐ伸びる竹林、大切な人との思い出がよみがえる花束を選んだ方もいらっしゃいました。 また、日本と西洋の(一般的な)美意識の違いについても、話しました。 借景や自然を生かす日本建築に対して、華美で幾何学的精神を感じる西洋建築の違いもありました。 これ

          イベント参加者の声(2023/12/16)

          間(あいだ)を広げる対話シリーズ

          思索俱楽部アイリスの新シリーズは、「間(あいだ)を広げる対話シリーズ」です。 「絆」や「縁」を感じる機会がめっきり減ってしまいました。誰かがそばにいてくれる、面影や安心感が感じられない。 「そばにいる」 「ちかくにある」 「そこへ向かっている」 そんな風に感じるためには、何が必要なのでしょう? 「本来」から遠ざかる社会 ネット社会、AI時代になって生活が豊かになっているはずなのに、いつも何かに追われ、誰かに監視されている感覚がありませんか。 知っていること、知ってい

          間(あいだ)を広げる対話シリーズ

          「思索倶楽部アイリス」について

          新年が明けました。久しぶりの投稿ですが、ここ1年でいろんなことにチャレンジしました。松岡正剛さんが校長をやられているイシス編集学校の[守]コースの師範代をやったり、地域で大人のためのサロンコミュニティーをつくったり。 今日は、その大人の学び場「思索俱楽部アイリス」のご紹介です。FBグループもありますので、お気軽にご参加ください。 前口上 日本の面影が見えない。頑なに閉じてしまった。孤立した「日本」を動かすには何が必要だろうか? 感動をメッセージとした個人 参加をメソッ

          「思索倶楽部アイリス」について

          「孤独」を解体する

          【照合】 日本は今、何を「編集」すべきだろうか?僕は編集的世界観を魅せることで、働く人の孤独を解体してみせたい。異なる個人が、異なるままにいられる群棲地を創造してみせたい。それが、編集的社会の一端と言える。日本の 会社は長らく賃金が上がらない。 1990年代からほぼ横ばいで、OECDの中で最下位グループに入る始末だ。大企業による下請け構造や終身雇用制といった硬直的なシステムが依然蔓延るために、ブルシットジョブを増やし、競争力のある商品を生む土壌が育ってこなかった。 起業

          【募集中】11/17(木)「サステナブルカンパニーのつくりかた」セミナー

          思索倶楽部「アイリス」が開催する転機を乗り越える教養シリーズの第6回は、「サステナブルカンパニーのつくりかた」です。 「いい会社」ってどんなものでしょう?SDGsやサステナブルという言葉をよく耳にしますが、その本当の意味をご存知ですか? 行き過ぎた資本主義社会の中でどんな会社が必要になるのか、未来の会社の形や働き方について考えてみましょう。 希望者には、後日フォローアップで30分間の無料相談(ZOOMか電話)が可能です。 ★今までのイベントの参加者の声はこちら 転機

          【募集中】11/17(木)「サステナブルカンパニーのつくりかた」セミナー

          【募集中】10/6(木) 転機を乗り越える教養シリーズ 第3回「日本人の本質を知ろう!」

          思索倶楽部アイリスが開催する転機を乗り越える教養シリーズの第3回は、「日本という国の本質を知ろう!」です。 英国ではエリザベス女王の国葬が9月19日、安倍元首相の国葬が9月27日に実施されます。日本では、国葬については、議論が割れています。 ・国葬の基準が曖昧 ・スピード閣議決定に不満 ・葬儀の費用が膨大 責任の所在が曖昧、密室と癒着、費用算出が杜撰と、これって東京五輪の構図と似ていませんか? 岸田首相は、国葬の意義について問われると、海外からのたくさんの弔意に応えた

          【募集中】10/6(木) 転機を乗り越える教養シリーズ 第3回「日本人の本質を知ろう!」

          今こそ「強み」を再構築する時期

          先日、京セラの創業者である、稲盛和夫さんが亡くなりました。 昭和の名経営者が松下幸之助なら、令和の名経営者は稲盛和夫さんではないでしょうか?一代で一兆円企業まで育て上げ、出家をして人間の真髄を希求する生き方は、まさに経営の神様でした。 先週、鹿児島の「ホテル京セラ」に宿泊した際に、稲盛さんの偉大さを感じていました。突然の訃報に触れ、何か不思議な気持ちになりました。合掌。その稲盛さんは、京セラフィロソフィーをはじめ、たくさんの人生訓を残しましたが、一番伝えたかったことは、こ

          今こそ「強み」を再構築する時期

          9/1(木)「転機」を乗り越える教養シリーズ 第1回「マジに常識を疑え!」募集中!

          全ては常識を疑うことから 常識を疑うことは、いつの時代でも文字通り「常識」です。 しかし今、その常識をアップデートしないまま思考停止に陥っている人々のなんと多いことか! 例えば、私たちの生活に直結する資本主義というシステムの中で、アナタの本当の幸せを実現するには、資本主義そのものの常識を書き換えなければなりません。 これからの資本主義は、間違いなく「優秀なる人」の定義を根底からひっくり返すからです。 思索倶楽部「アイリス」でのオープニングイベントである、「転機」を乗り

          9/1(木)「転機」を乗り越える教養シリーズ 第1回「マジに常識を疑え!」募集中!

          ビジネスや人生の「転機」を乗り越える教養シリーズ

          思索倶楽部「アイリス」のオフラインでのイベント第一弾として、『「転機」を乗り越える教養シリーズ』を開催します。興味のある回を選んでみてください。場所は、ライブステーション狭山です。ㅤ ㅤ 常識が通用しない現代社会、答え探しはもうやめませんか?人生やビジネスの転機を乗り越えるための教養や思考法を楽しく学びます。 <20~40代で自分の働き方やキャリアを見直したい方へ> 第1回 マジに常識を疑え!  9/1(木) 18:00-20:00 第2回 キャリアを見直すための強

          ビジネスや人生の「転機」を乗り越える教養シリーズ