ひろこ フリーランス日本語講師

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ひろこ フリーランス日本語講師

webサイト:https://hirokot173.wixsite.com/japanese-instructor 「いろんなことがあったけど、日本での生活も悪くはなかった、いいところもあった」 noteには私のはたらく(傍楽)やかんじたことなど綴ります。

最近の記事

2024年度むすびめ活動について

介護分野の内容を対象とした 教えてのための勉強会を開催します。 今年度は学びの場を「参加者一人一人がつくる」ことをコンセプトに 運営費等を会費の形を導入し、実施します。 介護分野に長く携わってきたメンバー 日本語教育に長く携わってきたメンバーなど ゆるく繋がり、成長していける「場」を皆さんと創りたいと思っています。 詳細は、Webサイトをご覧ください。

    • ワクワクを選ぶ

      最近見たイタリア映画『丘の上の本屋さん』 セネカのことばが引用されていた 「いかなる時も不安の種は尽きないけど、常に希望を選べ」のような内容で 心に沁みた。 不安な時 ー不安に備えたり、回避するような 大事な視点だとは思うが「現状維持」をよしとしてしまうことが私はあって 自分の心に蓋をしておくこともある 石橋、いや、鉄橋を叩いて渡るタイプなので 「収まっとこ」とすることが多かった 「常に希望を選ぶ」 新しいことに挑戦して、どうなるか未来はわからない けれど、挑戦しなけれ

      • Webサイト、リニューアルをしました

        書くというのはエネルギッシュなことだなぁと noteを書いていませんでした。 個人事業としてさまざまな仕事を受けてきた中で 長く続けたいことが明確になり あらためてウェブサイトをリニューアルしました。 全体の業務のバランスを鑑み 10年ぐらいかけて個人事業の比重を高めていこうと思います。 ウェブサイトはブログもついているので、今後はnoteとの使い分け??もあるかもしれません。

        • 意図的に仕事から離れて、「この仕事が好き」を持続

          学期の締めくくりと、新学期の準備、査読、報告書・・ 仕事は終わりがないし、続いていく 長く携わるからこそ、いわゆる「責任」も出てくる けれど どんな仕事も長く続けていくために、休息を得て、歩みを進めていくことができなければ、燃え尽きてしまうこともあるな、と感じる 授業の準備も基本好きだが、1日何レッスンも考えようとすると 「楽しくレッスンプランを練る」から「焦って練る。無難さを選ぶ」ことに陥ることも、私はある そういう状況の時は、レッスンプラン書きから離れる 仕事が溜まっ

        2024年度むすびめ活動について

          My resolution of this year, 2023

          年の瀬31日から元旦にかけての「静けさ」が好き 堂々と休めるお正月休みが大好きー 3日間ぐらい予定表に他者とのアポイントメントがないと 漸く自分らしさを取り戻した気分 そんな思いを噛み締めた年の始まりとなりました 昨年は力不足を痛感する一年で 仕事で良いパフォーマンスができたという実感が持てないまま 目の前のことを一つ一つ、「仕事をこなす」感覚に陥らないように やるので精一杯でした 30代はがむしゃらに仕事をやってきた感がありますが ここ1、2年は 日本語講師であり続

          体験型学びがなぜ必要かー当たり前の知見なんて、ないー

          先月末大分県の社会福祉協議会主催の介護現場で働く外国人職員と日本人職員の交流会を行いました。 目的はコミュニケーション上の不安等、互いに共有し、できることを考えるというもので、同じ事業所から外国人職員と日本人職員の参加も多かったです。 参加者数は43名程度で、様々な立場の外国人職員(技能実習生、定住者、留学生等)や日本人職員の方の参加が見られました。 介護現場に外国人スタッフが職員として就労し始めたのは 学術的な資料では2005年、日本人の配偶者の方々であったと、個人で把

          体験型学びがなぜ必要かー当たり前の知見なんて、ないー

          有償と無償の間で

          むすびめプロジェクトを始動した。トライアル段階だが、外国人介護人材向け 勉強会のプラットフォームとして展開していく予定である。 さて、講師業で、現場を自分で選んで、かつ自立できるだけ稼げるようになったのは私の場合、学位取得後である。 そのぐらい日本語講師の実施現場・報酬・業務内容は多岐にわたる。 私は新人講師の頃、教育機関に所属する非常勤講師だった だから先人である先生方から無償で色々な技を教えていただき 実践を通して自分のものにしてきた 一人前の教師になることの方が、そ

          トランスランゲージから考える、日本語教育

          いわゆる子どもの日本語教育の事業に関わり1年半、 バイリンガル教育であったり、第二言語習得といった今まで学び遅ていた分野からの知見にいろいろと気づかされることが多い。 これらの知見は、大学生や大人の日本語教育にも通じる部分も、多いにあると思われる その中に「トランスランゲージ」というのがある。 ごく簡潔に言えば「生徒の第一言語を第二言語学習にも活かす」ということだ。 私は、日本語のモノリンガル(日本語が母語、第一言語であること)として育ったため、CLD児童・生徒ではあったも

          トランスランゲージから考える、日本語教育

          毎日を「好き」に生きて、人のために

          友人の職場の愚痴を聞いていて 「じゃ、やめればいいのに」つい、ポンと口から出た。 「辞めたくても、やめられないの」と友人は言う。 そんな、仕事、あるの?日本語講師業界で? 社会不適応かな?と20代から薄々感じていたこと 定時で働く仕事が苦手なのだ。 仕事は期日までに仕上げる、そう言うほうが肌にあっているから。 定時で働く=正社員 定時で働かない=非正規雇用 単純化しすぎたかもしれないが 非正規はダメだ、みたいな、風潮があるが 「主体的」に「責任持って」生きる、それ

          毎日を「好き」に生きて、人のために

          教えることでもらう対価とは

          自分が知っていることは、いくらでも人に言えるけど 「教える」ことは、相手に合わせて伝え、共有し、創り上げていくこと だから「教える」ことで、対価を頂いていたんだなと 言語化して、理解した先週 年に数回、突如降ってくる事業のアイディアや、個別にいただく案件は 基本、「わたし=教える人がいなくてもどうしたら自律的に皆が動けるのか・ 持続可能な形は何か」という点を中心に構成する。 私は、学生・生徒を「教える人=私」に依存させないように意識している。 大人として、日々の選択は自

          教えることでもらう対価とは

          まなびはどこからでも

          7月18日、ライフワークとして続けている 介護分野を対象としたコミュニケーションワークショップを実施しました。 プログラムの基調は変わりませんが展開は参加者によって大きく変わります。 今回は 犬好き 日本語教師 そんな共通点がありました そんな今回の参加者の参加アンケートにて寄せられた声です。 頭でわかっていることを、感覚に落とし込む その先駆的な取り組みを、率先して現場目線で取り組まれていたのは故 日大教授 渡部淳先生ではないかと私自身は考えています。 多文化共生

          取り込まれて、新たな芽となる瞬間が嬉しい

          講師業として学生と接したり研修等を行う際 教え込むことはできない(教えたからと言って、相手は同じように受け止めない) こちらのパッションをぶつけるのがレッスンではない 常々、思います 学生も生徒さんも、研修を受講してくださる方も背景は多様で 私も、その時ベストだと思う内容や方法で進めるわけで 「これさえ、すればだいじょうぶ!」といった約束されたものはない 先日2年前に行った事業所内研修の担当者から 「今度自分たちで研修を行う際に、2年前の内容を取り入れたいのだけど、進

          取り込まれて、新たな芽となる瞬間が嬉しい

          人を変えることはできない、しかし「ピン」とくる機会を作るのはできること

          政策は「外国の方を受け入れ共生していく」ことを掲げ 多文化共生を打ち出す そのことばには「いいもの」という価値観が与えられ 「一人一人みんなちがっていいんだから」 さらりと、スローガンのように、 あたかも、昔からありましたよ的な「多文化共生」 しかし、実生活の中で ー本当に「多様性」「多文化」っていいものなの??って思うことが ときにある。 自分と異なる意見の人に出会うときに生じるネガティブな思考 マウンティングなんかも、 どこかで「いい」「わるい」「私の方が正しい」

          人を変えることはできない、しかし「ピン」とくる機会を作るのはできること

          もう一度。熱。

          メールのお知らせで 3年前実施したクラウドファンディングのページが 今も形を変えて続けてます。 この頃は「支援したい」という言葉を使っていましたが コミュニケーションに携わるみんなが自らの場で安心してコミュニケーションできること、どれだけhappyな空気が生まれ、ひろがるんだろうか。 そんな単純な思いからでした。 そんな単純な思いだけど 私は、そうなることを願って、論文を書いてきた。 知らないことの多さにとほうにくれ 思いを言葉で表現できないことにもがき 限られた時間・紙

          私が私を大切にする、幸せ。

          小学生の時だったか 一度ショートヘアにしてから、物凄い癖毛になって そのくせ毛をからかわれずっとストレートパーマをかけてきてた、1年前まで ストレートである=正しい・間違いない しらずしらずに刷り込まれていった価値観 だから少しでも根本に癖が出始めると「美容院行かなきゃ」という意識になったものだ けれどその美容院が苦痛である きれいにしてもらえるのに ただしなければならない、そういうものにしか捉えていなかった 30代の終わりに 働き方も覚悟を決め選択した すごく気持

          私が私を大切にする、幸せ。

          2021.11.23 WS記録

          ブログでもご案内したワークショップを23日実施しました。 参加者は事業所関係者が3名、介護福祉士でかつ日本語講師である支援者の方が1名、介護分野の日本語教育に携わっていらした方が1名と計5名の方が参加してくださいました。 今年で3回目の企画で、2回目が人が集まらず中止となったため実質2回目です。 毎回、プログラム内容や時間配分に悩みますが、4時間半に及ぶ長丁場にもかかわらず みなさんの貴重なお時間を頂戴し実施することができました。 今回のワークショップで印象的だった