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唯一無二の強み、なんていらない。

自分で仕事をしたい、これから自分で何かをしていきたい

という人の話を聞いていると、

「唯一無二の自分だけの強みを見つけたいです」「唯一無二の自分の強みを見つけなきゃいけないんですよね」

みたいなことをよく聞く。

うむ。そんなもの、あるんだろうか。


「強み」ってそもそも何?


「自分の強み」というのを、どういうものだと定義しているのか、人によって違うので、なんとも言えないけど、

でも、自分の持っている「強み」というのが、唯一無二であることなんて、ある?

どちらかというと、

人よりちょっとここが強い、ぐらいでいいんじゃないか。


強みとか才能とかって、

自分がもともと持っている「個体差」「個人差」みたいなものを「どこに置くか」「どこにいると発揮できるか」の掛け合わせ。

なのに、ずっと「唯一無二の強み」を探しているから、

あ、これは他の人もできることだ(しょぼん)

もっとすごい人がいるのにこんなこと強みなんて言えない(しょぼん)

となったりする。


永遠に、足し算、掛け算、あれもこれも


これは唯一無二じゃないから、あ!これも足そう、こっちのコレと掛け算しよう、

みたいな

わけのわからない、足し算掛け算になったりする。


本人にとっては、

「私の唯一無二の強みが見つかった」はエクスタシーなんだろうけど、

お客さまにとっては、

その商品やサービスが、作り手の「唯一無二の強み」から作られているかどうかなんて、どっちでもいい気がする。

なのに「唯一無二の、私だけの、強み」を探してずっと彷徨ったり、

作り出そうとしてへんちくりんな強みを作ったりしてしまう。


自分だけの唯一無二の強み、に執着するよりも


比較的人よりも強みであること
✖️

自分のエネルギーが出せる領域(相手)
✖️

世の中のニーズがあること

を考えていった方がいいんじゃないかな、と思ったりする。

「唯一無二」

辞書で引くと、他に代わりが無くただ一つしかない、あるいは他に並ぶものがないほど程度が飛びぬけているといった意味だそう。

わたし、そんなもの持ってない。

だけど、「結果的に」

自分のお客様にとって、自分や自分が提供するものが、そうであったらいいなとは思う。

でもそれもきっとめちゃ難しくて、
永遠にお客さまにとっての唯一無二である必要があるか?

と問われたら、そうでもないのかもしれない。



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