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読者はなぜ、あなたの話を聞く必要があるのか?

自分へのメモではなく、「誰かに読まれる記事」を書くなら、読者が「なぜ、あなたの話を聞きたくなるのか?」

もっと言うと「なぜ、あなたの話を聞く必要があるのか?」を設定しておくことが大事だと思う。

この人の話は面白そう、と「人で選ばれる」のか。
このテーマは関心あるなと「テーマ」で選ばれるのか。

圧倒的に強いのは前者だが、入り口としては後者もあり。

なぜ、あなたの話を聞く必要があるのか?


理由1:興味のあるテーマだから

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当たり前だけど、人は「自分がいま興味のあること」しか興味がない。
あ、これは自分に関係ありそう。
自分にとって何かよさそう。
なんか面白そう。
と感じるキーワードがあれば、人はそこに興味を持つ。

自分に関心をもってもらう「きっかけ」は、テーマであってもいい。

でも、それはあくまでもきっかけなのだ。
同じテーマで、もっと面白い人がいれば、読者はプイとすぐにそちらに行ってしまう。


理由2:すでにその人のファンだから

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その記事を読みたい!と思う理由が「その人のファンだから」は、書き手として再強。

もちろん、ファンになってもらうための積み重ねが必要なわけですが。

この人のことが好きだから、この人の発信は自分に役立つと分かっているから、この人のことをフォローしておきたいから。
そんな理由で、記事や発信をチェックしてくれる人が増えていくのが理想です。


文章でどうやってファンを増やすかは、拙著『売れ続けるネット文章講座』に詳しく書いています。

www.amazon.co.jp/dp/4827212465


理由3:実績がある人だから

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そこまでテーマに興味関心がなくても、この人はこの話題を語るにふさわしい人だ、という実績や経験がわかれば、人は安心して記事を読むことができます。

実績というと、資格とか受賞歴とか、有名大企業所属とか、そういうことを思い浮かべがちですが、それだけではありません。

その記事に関する「数字」があればOK。
経験何年、かかわったお客様何人、顧客満足度、リピート率。お客様に起こせた変化の数字(何パーセント売上が上がったかとか、何キロ瘦せたとか)。

この人はこのテーマを語るにふさわしい経験や実績があるんだな、ということがわかれば、読者が記事に興味を持つきっかけにもなります。(本を書くときなんかは特にこの視点が超重要。セミナーや講座の告知文も同じく)


理由4:その人の背景(ストーリー)に魅かれるから

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実績があまりなくても「この分野を語るにふさわしいストーリー」があれば、それもあり。つまり、自分の人生経験だ。

私はこんな経験をしてきた、だからこれについて語れます。

ただし、読者は、全く知らない他人の「自分語り」に興味はない。
自分の経験を、そのまま書いていては読まれないのだ。

私はこんなに、つらかった。だから、過去の自分と同じような思いをしている人を救いたい。

それは美しい思いだけれど、それをそのまま書いていたら、単なる「自分語り」なのだ。

忘れてはいけないのが、「読者は自分が興味のあることしか興味がない」という大前提。他人の自分語りに興味はないのだ。

大切なのは「私のストーリー」を、どうやって「読者の物語」に変換するか。読者は、あくまでも「自分の物語」として読みたいのだ。


理由5:なんとなく(センスがいい、自分に合いそう)

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理由1~4をすっ飛ばしてでも、「なんか好き」「なんか気になる」を作れる人はやっぱり強い。それは写真かもしれないし、文章だったら言葉の選び方やリズム感かもしれない。醸し出すもの。


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