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いつだって、自分が伝えたいことと、相手が知りたいことは「違う」。


いつだって、自分が伝えたいことと、
相手が知りたいことは、違う。


人は、
今自分が興味あること、が知りたい。

人は、
自分のことを、わかって欲しい


「自分のことを話したい」人と、
「自分のことが知りたい」人。


それは永遠に合い入れない。

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相手が言って欲しいことを、話す(書く)。


相手に伝わり、相手が動いてくれるためには、ポイントは1つ。

「自分が伝えたいこと」を、
「相手が知りたいこと」に変換する。


文章も、トークも同じ。
営業も、接客も、プレゼンも、恋愛も、
全て同じ。


自分の「主張」を言い張って、「これが正しい」と伝え続けた末路


自分が言いたいことを、そのまま相手にぶつけても、うまくいかないなぁ、と私が痛感した出来事が2つある。

1つは、育休を1年取得した後、会社に復帰した時。

それまでの自分のポジションはなくなり、周りとのコミュニケーションも日に日に悪くなっていった。

私は、周りの人(上司や先輩や後輩、同僚、いっしょに仕事をしていた人たち)のことをしっかり見ることもなく、相手の状況や文脈を想像することもなく、「自分は頑張っている」「私だって大変だ」「こんなにやっているのに、なぜ、みんなわかってくれないの?」というオーラを出しまくっていた。

育休は法律で定められていることだし、定時は6時と決まっているし、私のやっていることは正しく、間違っていない、なぜ、みんなわかってくれないの? と思っていた。

だから、「自分の仕事をきっちりやって時間が来たら帰るのは正義」「後輩たちのためにも、私が会社で初めての育休をとったことは正しい」というようなことを、ド・ストレートに主張していた。

それでは話が通らないはずである。

私が、その時にすべきだったのは、「自分は正しい」「私の状況をわかって」「私はこんなに会社に貢献している」というアピールではなく、

周りの人たちの状況を見て、その人たちが知りたいこと、その人たちが言って欲しいことを伝えることだったんだ、と今ならわかる。


もう一つは、夫婦関係の話。これも、育休復帰後だから同じ時期だけれど、夫に対しても「私ばかりが大変」という主張をぶつけていた時があった。

相手を全く観察していなかった。相手の背景や文脈に思いを巡らせていなかった。

自分が言いたいことを、そのまま相手にぶつけていた。

私が「私のことをわかって欲しい」と思っているように、相手だって、いつだって「自分のことをわかって欲しい」のだ。

私が「私に興味がある」ように、相手だって、「自分に興味がある」のだ。


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