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「誰でも・簡単・すぐに」人生がひっくり返ることなんてないと気づいた。


もうそろそろ
「誰でも・簡単・すぐに」
人生がひっくり返るようなことはない
と気づいたし、


「あなたにも絶対できる!」みたいな
無根拠なものより、

できないこともあるし、
時間がかかることもあるけど、
できない時も付き合うし、
うまくいかない時はこういう方法がある

と先に言ってくれるものを信頼したい。


「あなたにも絶対できる、こんな私にもできたんだから」が苦手です。


ブログやnoteやSNSに出てくる「こんな私もできたんだから、あなたにも絶対できる♡」みたいな1文が苦手です。

私のことを知らないのに、なぜ、あなたと一緒だと思ったの? と感じるからです。人は、「自分のことをわかって欲しい」と思いながら、人の文章を読んでいる気がします。「私にできたんだから、あなたにもできる」は、よく知らない人に、勝手に自分のことを決めつけられた気がするから苦手なのかなと思います。

かといって、憧れの人に言われたら嬉しいのか? と考えると、それも微妙だなという気がします。「この人みたいになりたい」と思っている人が、「自分にもできたんだから、君にも絶対できる!」と言ってくれたらどうでしょう?

二つの感情がある気がします。


1.そんなこと言ったって、どうせ、あなただからできたんでしょ、という気持ち。 これも、前述の「私とあなたは同じじゃない」に由来している気がします。とくに自分よりもすごい人だと認識している人から言われたら、あなたはできたとしても、自分にできる理由にはならないと思いそうです。

2.直接言われるならいい。でも、不特定多数に言われるのは嫌。

たとえば、すでに信頼している人や憧れている人から、話をした後で「自分にもできたんだから、君にも絶対できるよ」と言われたら、まだ、受け取れる気がします。(私はそれでも、何を根拠に? と思いそうですが)。

自分のことをわかってくれた上で、判断して言ってくれているんだなと思うからです。

でも、ブログやSNSなどで、不特定多数の人に向けて、(人それぞれ状況も性格も違うのに)「私にできたんだから、あなたにも必ずできる!」というのは無責任な気がするのです。


「これさえやれば間違いない!」と言い切っている人は、視野の狭い人に見える


商品やサービスの良さは、自信を持って言い切れ!という教えは多いようです。でも、「言い切っていいところ」と「言い切らない方がいいところ」を分けて書かないと、何でもかんでも言い切ると、かえって自信のない人に見えてしまいます。

「これさえやれば間違いない!」
「これが最後の方法になる」

みたいな決めつけは、ああ、この人は視野の狭い人なんだろうな、自分が良いと思っているものに盲目で現実が見えていないんだという印象を持ちます。

これはあくまでも一つの選択肢で、他にも自由に選べます。今これを勧めるのには理由がありますが、選ぶのはあなたです。だから、あなたが自由に自分の意思で選んでください。

そういうふうに自由に選択させてくれる文章が、私は好きだ。

人は何を選んだとしても「自分の意思で選んだ」と思いたいのだ。


「むずかしいことを、かんたんに」が全てではない


今までずっと、

「むずしいことを、かんたんに」
「ややこしいことを、わかりやすく」
伝えることが良いと思ってたけど


むずかしいことを、変に簡単にせず、むずかしいまま伝えることも、
ややこしいことを、あえて単純化せず、ややこしいまま置いておくことも必要だと最近思う。


簡素化、ルール化、法則化からハミ出たところに大事なことがある。

世の中は、そんなに単純ではない。


それでも、混沌のままでは何も伝わらないから、

伝える際にシンプルな言葉にしたり、
誰かに教える際に法則化したり、
再現性のある方法を生み出したり

誰でもわかりやすいようにルール化したり、するんだけれど、

でも物事はそんなに単純ではない、とわかった上でシンプルにしたい。

「そうじゃない場合もある」とわかった上で法則化したい。



「誰でも・簡単・今すぐ」「こう書けば売れる」というような文章ではなく、自分の価値を言葉にして伝えていきたい人に向けて書きました。

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