その質問がイヤなのは、「あなた出来てないでしょ」というメッセージを感じるから。
「質問」「疑問文」を入れると文章は強くなる。
そこで読者を「立ち止まらせる」力があるから。
だけど、質問の中には、いい気持ちになる質問と、イヤな気持ちになる質問がある。
「あなたの部屋、片付いていますか?」
見ず知らずの人にいきなり、「あなたの部屋、片付いていますか?」と聞かれたらどんな気持ちになるでしょう。
部屋がいつもちゃんと片付いている人なら、「片付いているよ」ですみますが、部屋が片付かないことに悩んでいる人、困っている人が見れば、
余計なお世話だよ
なんであんたに言われなきゃいけないんだ
出来ないから困ってるんだよ
と思うのではないでしょうか。
「毎日note書くと決めたのに、すぐやめていませんか?」とか「ダイエットすると言って、甘いものばかり食べてませんか?」もそうです。
「あなた、できてないでしょ」というメッセージを受取ってしまう
あなたの部屋、片付いていますか?
毎日noteを書くって決めたのに、すぐにやめていませんか?
そういう質問がなんだかイヤなのは、
「あなた、できていないよね」
「やるって言って、やってないよね」
というようなメッセージを言葉の外から感じるからです。
質問している方に悪気はなく、ただ単に、YesかNoかを聞いているだけなのに、読んでいる方は、「責められた」「上から目線で怒られた」と感じてしまう。
多くの人が、疑問文、質問文を書くというと
「あなた~していませんか?」と書きます。
それしか書き方を知らないからです。
なぜ、片付けてもすぐ部屋は散らかるのだろう。
「(あなた)~していませんか?」ではない疑問文として、「(私もそうなんだけど)人って~だよね」という視点で書くのをお勧めしています。
なぜ、片付けても部屋はすぐ散らかるんだろう。
毎日noteを書くと決めたのに、続かないのはなぜだろう。
自分もそうなんだけど、そういうことってあるよね、という視点で書かれた疑問文は、上から目線ではない。
怒られている感じがしない。
ちゃんと栄養のあるご飯を作っていますか?
子どもの話を聞いてあげていますか?
マスクをしているからって、メイクが手抜きになっていませんか?
自分が上手くいかないのを、家族のせいにしていませんか?
……ああ怖い、なんであんたにそんなこと言われなきゃいけないんだ。
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