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その「よ」要注意ですよ!←コレ


同じことを書いていても、「共感できる」文章と、「なんで上から目線やねん」と感じる文章の違いは、

語尾と質問の仕方にある。



語尾 の中でもわかりやすいのが、「よ」じゃないかな、と思うわけです。

「よ」じゃないかと思うわけですよ。(←コレ)


例: 

この講座では、○○ができるようになります。

この講座では、○○ができるようになりますよ。


どうでしょう?微妙な差、かな。この使い方だと、むしろ優しそうに感じる人もいるかもしれません。


アタマのなかで、優しい人の声に置き換えて読めば、優しく感じでしょう。

(でも読者がいつもそうしてくれるとは限らない。すでに書き手のことをよく知っていて、書き手の声で脳内変換されるのであればよい。ただ、ブログやSNSやnoteでは、初めての読者もいる、という想定)


例:

ご主人のいいところを5つ挙げてみてください。
できましたか?
出来た人はOKですよ。

(うん!? ちょっと上から目線のような……)


例:子どもの学力は、お母さん次第ですよ。

例:○○をやっているあなた、要注意ですよ。

例:それが、あなたに今足りないことなんですよ!


……だんだん、怖くなってきました。

「です、ます」調ではない、カジュアルな言葉遣いでも、上から目線になります。


例:この方法で、あなたに教えるよ。

例:毎日やると、役に立つよ。

例:あなたに必要な知識だと思うよ!!


書き手は恐らく、フレンドリーな感じを意識して、友だちに話すように書いているんだと思われます。

「目の前の人に語りかけるように書け」とよく言われますが、相手との距離感を間違うと、

知らない人に突然馴れ馴れしくされた。

なぜ、よく知らない人に上から目線で言われなきゃいけないんだ。

と思われるような文章になります。


SNSやブログやnoteやメルマガなど、不特定多数の人に伝える文章では、相手には、声や表情は伝わらない。

文字だけを見たときに、どんな風に相手に届くか。

それを検証してみることが必要です。


単純に、絵文字顔文字を入れればいい、という話ではなく。

ビジネスでブログなどを書いている場合は、絵文字顔文字は一切要らない、と私は考えています。

もちろん、メッセージのやり取りや、個人のLINEなどは別です。

相手が絵文字顔文字たっぷりで送ってきたときは、そのテンションで返すのがいいかもしれません。「!」を語尾に入れることで、気持ちが伝わることも多々あります。文字だけより、絵文字やスタンプがあるほうがいい場合もあるでしょう。


意識しないと、ついつい、付けちゃう「語尾の“よ”」


同じことを書いていても、共感できる文章と、読む気がしなくなる文章があるのはなぜか。

この本の第4章に詳しく書いています。


自分の価値を言葉にして、売れ続けたい人へ。

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