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ライバル店は書いてないのに、商品キャッチコピーっているの?

どの本やコンサルのブログでも、ECはターゲットにささる商品キャッチコピーが大事と書かれています。

「よし、うちも商品キャッチコピーを考えるぞ!」
「まずは、ライバル店をチェックだ!」
と他店舗を見にいくと、不思議に思ったことはありませんか

商品のキャッチコピー、無いじゃん!

Amazonも、zozoも、楽天も、キャッチコピーが載ってない商品ページの方が圧倒的に多い。
これだけみんなキャッチコピーって言うのに、なんで無いの??

うちのお店は、商品のキャッチコピーいる?いらない?の疑問にお答えします。

買い物の仕方は2種類ある

買い物の仕方は「目的買い」と「衝動買い」の2種類に分かれます。
「目的買い」は、欲しいモノが決まってる、いつものをもう一度買う、という買い物です。
「衝動買い」は、ウィンドウショッピングの感覚に近く、送料無料にするためもう1個買う、もこちらに含まれます。

キャッチコピーが効果を発揮するのは「衝動買い」の方です。

目的買いは、品番検索やズバで商品を探しているので、他店と比較する場合は送料やポイントでの比較になります。マイページから購入して完結、もあります。
目的買いは、Amazon、zozo、楽天、Yahoo!ショプなど、モールでよく発生します。そのため人気商品のポイントUPや送料を下げて必死にまずは1回目の購入してもらえるようにへ導きます。
モール店舗の方がSEOが有利なので、新規のお客様はほぼモールに流れます。

おそらくこのnoteを読んでくださっている方は、「自社ECを伸ばしたい」「自社製品を自分たちで売っていく力をつけたい」という方達だと思うので、ECサイトに来るお客様は、衝動買いが多いはずです。

なので商品のキャッチコピーを磨くことは、購入率UPと客単価UPにつながります。

でも、キャッチコピーのない商品ページも多いよね?

リサーチをしていくと、
「Amazonやzozoは仕組み的に載せにくいのはなんかわかるけど、自社ECでもキャッチコピー載せてないお店多いよね?
いつも見てるあのおしゃれなお店は、商品名と値段とサイズしか載ってないけど…?」

そうなんです、そういうお店も多いです。
その場合、本当にあなたのお店の参考にするべきか判断をしなければいけません。

  • そのお店、ちゃんと売れてますか?

  • どんな購入経路が多いですか?(インスタ経由?ブログ経由?それとも実店舗やPOP UPで商品を知ってる人が買ってる?)

オシャレで見やすいから参考にしてたけど実はあまり売れてなかった、ってケースは多々あります。売れていないお店を参考にするのはNG。

多少売れてはいるけど、実店舗などリアルで商品を知ってる人が決済手段として使っているケースも多いです。
この場合、そのお店のメイン販路は別にあるので、おそらくあなたのお店とは戦略が変わってきます。表面だけを見て真似をしてしまうのもNGです。

これはね…サイト見ただけでそのお店がどんな販売戦略してるかなんてわからないんですよ。
私は長年EC(得に自社EC)をやってきたので感覚的にわかる部分はありますが、それでも気になるお店は隅から隅までチェックして、SNS、ブログ、LINE、メルマガ、ニュースの内容から更新頻度まで見れるものは全て見てリサーチします。
それでようやく、ココはこういう戦略かな〜って見えてきます。

なので、なんとなくリサーチしただけで、うちも商品キャッチコピー載せなくていいや!と判断しないで下さい。

商品のキャッチコピーを書いた方がいい理由

ウィンドウショッピング感覚とお話ししましたが、
SNS経由の方は、ほぼこの感覚です。

「なんか気になったから、プラッと少しだけ見にきたよ〜」

っていうお客様に対して、商品名と価格とサイズしか見せないって、もったいなくないですか?興味を持ってもらうことすら大変なこの時代、せっかく来てくれたなら、商品の良さを知って帰って欲しいですよね。

商品キャッチコピーって、接客です。

わざわざ来店してくれたお客様へのおもてなしとして、わかりやすく良さを伝えてあげるのは、ECサイトでとっても必要なサービスだと思っています。



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