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子を真似て作文を書いていたら、収穫があったこと

noteを初めて1ヶ月、休まず投稿を続けている。画像だけの日もあるが、とにかく1ヶ月続いている。目標は、作文だけ数えて60稿。

60、という数字は、我が家の子どもたちが作文を書き続けた日数とほぼ等しい。

新型コロナウイルスの感染予防のため、緊急事態宣言が発出され、小学校は休校になった。その3ヶ月間の平日に、毎日作文を書かせた。

400字詰め原稿用紙2枚以上がノルマ。初めは「楽しかったです」「良かったです」のオンパレードだった。次第に何がどう楽しかったか、良かったかを書かなければ原稿用紙が埋まらないと気付いたらしい。3ヶ月続けるうちに、臨場感にあふれ、心情が垣間見える、いい文章になった。

11月末で退職した時、あの時の子どもたちの状況を自分も追体験してみようと思った。毎日800字書くのがどんなに大変か。毎日書けば自分も上手になるのか。

それと、子どもたちは望まないのに親の判断で連日作文を書かせたことの、罪滅ぼしの気持ちで。

実際に書き続けてみると、多少の人生経験があるのでネタには困らないが、800字にまとまった文章を作るのはなかなかに大変だ。

だが、過去のネガティブな経験は文章になることで形を与えられ、手触りのある扱い易いものになる。それを書きながら反芻し、消化し、昇華できた。

文章「に」書き出すのが癒やしだとは。こんなことは今まで知らなかった。予想外の収穫。

肝心の、作文が上手になっているかどうかは、自分では不明だ。60稿まであと約30あるから、目標を達成する頃にはエッセイストデビューの話があるかもしれない。ないかもしれない。

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