今週のEC界隈よもやま話(2022/11/20)

note株式会社さんの上場が来月に決まりましたね。おめでとうございます。
って話題をnoteで書いているのがなんか面白いですが。
上場には色々な意見がありますが、いつもお世話になっているサービスなので個人的にはこれからの動きが楽しみです。

(↓下記でいろんな人の意見が読めます)

noteの上場から、今後のコンテンツ系Webサービスはどうなっていくのかを妄想してみた。

noteに限らずコンテンツ系Webサービスの運営で大きく利益を出すのはなかなか難しい時代だと思うんですよね。
動画だ!写真だ!と他の発信表現に多くのユーザーが流れていく一方、どんな時代になっても文字を指示するユーザーはかなりの数が存在する。

以前のnoteの雰囲気は広告が始まる前のInstagramと似ていて、どこか聖域感があったように思う。
純粋に「文章を書くのが好き」という人たちが集まっている空間。

そんななか、ブログ記事を簡単に売れるいい感じのサービス出たぞってことて人が集まってきて、気がつけば情報商材やハウツー記事が溢れてかえっていて、なんか雰囲気変わってきたなって思ってたら個人ではなく企業がドバーっと入ってきてのいま。

いまと昔、どっちの雰囲気が好きだったかというと…だが、Webサービスは進化していくもの。全く変わらないほうがまずい。

今年の8月でcskesの10年間の運営が終了したことや、note自体の売上高は18億円(時価総額44億円)でマイナス4億円での上場というのは、コンテンツ系Webサービスのマネタイズの大変さや大人のプレッシャーを物語っている気はするが。

ただ、noteはSEOも強いし初めての人でも直感的に使えて、コンテンツを発信するツールとしてはかなり優秀なサービスだと思うんですよね。

noteのトップページには、自分のnoteと関連性の高いキーワードの記事が出てくる。リコメンド機能もまさに探してました!ってズバなことも多いのでラフに調べものをするには結構使えるんです。
最近はnote内で調べ物が完結することも増えてきた。
話題になってるジャンルの基礎知識はすでに誰かが投稿してくれている。

ただ、深く知りたい場合や具体例を調べたいときはやっぱり有料noteなので課金のハードルはありますね。
例え100円だとしても情報に課金したくない人の方が多いし、新聞や雑誌のオンライン版でもしぶってしまうのだから、個人運営へのハードルは高い。

今後はグレーの情報商材系の記事やアカウントから排除されていくと思うが。広告も始まるのかな。と思ったり。

よくネット上で「有料noteのくせに質が低い」という声を聞くが、確かにそういうケースもあると思う。ただ「情報を買う」でいうと本を買って知識を得ることと、ネットの有料情報を購入するのはもうあまり変わらないと思っている。(もちろん編集とか印刷とか関わっている人の差とかありますよ)
でも1500円のビジネス書を買って、別に買わなくてもよかったかもと思ったことがある人は少なくないはず。

今後のコンテンツ系Webサービスは、運営もユーザーも今までとは違う視点が必要になってくるんじゃないかな。

有料noteを買うときの、インプット以外の活用方法や視点

私は気になった有料noteはわりと課金するが、内容的に満足したこともあれば、正直物足りなかったこともある。
だが、物足りなかったから損したとは思わない。

有料noteを購入する場合、自分のレベル確認や答え合わせとしても使っている。
例えば、初心者〜中級者向けのハウツー系noteを購入しても目新しい情報がなかった場合、自分の知識レベルは中級〜なんだなと確認できるし、次に取るべきアクションが見えてきて迷いがなくなる。
それと、当たり前だけどWebだから書籍より早い。

購入ボタンをタップした自分の消費行動をや心理的なことを振り返って

  • 何を得たかったのか

  • 何に不安を抱いていたのか

  • なぜ行動をできないでいるのか

を発見することができる。それが顕著に出やすいのが有料の情報を買う行動だと思う。


note株式会社 - 新規上場申請のための有価証券報告書
https://www.jpx.co.jp/listing/stocks/new/co3pgt0000001sxv-att/12note-1s.pdf


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