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施設は病院ではない。#理解はしてほしいこと

山根あきらさんの企画2回目の参加をさせて頂きます✨
あきらさん、どうぞよろしくお願い致します。

私はかれこれ10年以上、介護業界で働いている。
デイサービスやヘルパーステーションではなく、施設勤務。
施設は、様々な種類(形態)があるが
わかりやすく、ひとまとめに言うと『老人ホーム』だ。

入居希望の方には
ご本人、ご家族に
施設の詳しい説明をし、
入居当日には、
重要事項説明書や
契約書にサインを頂いている。
にも関わらず、
施設を病院と間違えられている方が多い。

施設は病院ではないので、
比較的、
病状が安定している方、というのが条件になる。
(※看取りを行っている施設は含みません。)
なので、
病状が悪化すると病院受診をして頂き、
必要であれば治療のため、入院をして頂くこともある。

高齢者の方は
転倒による骨折のリスクや、
ちょっとしたことがきっかけでの
誤嚥性肺炎のリスクが高い。

転倒すれば骨折していないか、
レントゲン撮影等の検査が必要になるし、
肺炎をおこすと、命にかかわるので、
やっぱり病院で治療が必要となる。
また、
ご自分でうまく体調を説明出来ない方も
いらっしゃるので、
職員からみて
いつもと何かが違う、というときも
受診をお願いする。
脳出血や脳梗塞をおこしているかもしれないので
やはり検査は必要だ。

受診の際は
ご家族の協力が必要になる。
施設職員では、
病院(医師)から
治療方針の説明を受けても
それに対して了承するかどうかの
返答は出来ないからだ。

しかし、
「そちらで診てもらえないのですか?」
「受診は施設対応でお願いします。」
「完全介護でしょ?」と言われてしまう。

施設は病院と違って、
医療行為は出来ない。


施設の形態によって、
医師、看護師がいて
医療行為を行う施設もあるけれど、
24時間、
専門的なことも含めて
治療出来るところは
(病院併設の施設という場合を除き)
私の知る限りではない。

看取りをする施設は、
基本、積極的な
医療行為(延命措置)は行わない。

「完全介護」と「完全看護」は違う、
「施設」と「病院」は違う、と
理解はしてほしいな、と思います。

今回は、施設職員としての気持ちを書かせて頂きました。
他にも、病院は治療目的のためであれば
「隔離」「拘束」が出来ますが、
施設はそのようなことは禁止されています。

なので、感染対策として、お部屋で過ごして頂きたい場合も
お部屋のドアに鍵をかけて「隔離」したり、
ベットに四点柵をして、
ベット上で過ごして頂くことを強要することは
認められていません。

そのため、一人でも感染者が出てしまうと
感染が広がってしまう確率は高いです。
認知症の症状が進んでいる方の中には
「感染リスクを避けるためにお部屋で過ごす」
「感染リスクを下げるためのマスクの着用」
を、忘れてしまう方も多いです。

でも、「隔離」「拘束」は禁止されていますので
感染は広がりやすい。
「施設」は「病院」とは違うのです。

施設は、生活の場。
病院は、治療の場。

共感は出来なくても、
「施設」と「病院」は、
違うんだな、と少しだけでも
分かってもらえたら幸いです。

※今回も500字超えてしまってごめんなさい💦

あきらさん、
今日も参加させて頂き、ありがとうございました。

あきらさんの記事に
こんな一文を見つけて!♡

⚠️手書きでの返信をご希望の方は、応募記事に「手書き希望」とお書き添えください💝。ラブレター風のお返事をいたします☺️。

もしよろしければ、今回は「手書き希望」で~\(^o^)/

他にも、毎日、たくさんの方が、あきらさんの企画に参加しています。
2回参加されている方も複数名いらっしゃいます。
私も、出来る限り、
こちらの企画に参加された方の記事に目を通しています。
すごく学ばされます。
私が理解出来ていなかったこと、
理解していきたいなと思うこと
、があります。

下記に私が印象に残った記事を
ご紹介させて頂きますので、
お時間のある方はぜひ読んでみて下さい。
そして、『理解』してもらえたら嬉しいです。

そして、1回目の参加のあとに
励まされた記事はこちらです。

#理解はしてほしいこと

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