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あきらめる

コーピングのスキルは、
ストレス対処でもありますが、
ストレスをパワーに変える!
へこみっぱなしにしない!
いっそ、ストレスを有効利用する!
というのが、特徴です。


いわゆるストレスになっている出来事に対して
自分がどんな意味付をしているのかに気づいて
意味付の仕方を変換するっていうのもありですが
状況によっては
「あきらめる」っていうのが、有効だったりもします。


「諦める」っていうと、辞書でも
「もう希望や見込みがないと思ってやめる。
断念する。」とありますし
後ろ向きで、勝ち負けで言うと負け!という
印象があるかと。
でも、
起きてしまったことはしょうがない。
うまくいかなかったことも事実。
それを、ありのままに受け止めるっていうのは
自分が本当にやるべきことに集中するために
必要なことだったりします。


ストレスを、
自分で勝手に大きく育ててしまうのは、
自分がコントロールできないことに
執着してしまって
身動きがとれなくなってしまうから。
あの時こうしておけばよかったって、
過去を気にして
きっとこれから先もダメに違いないと、
未来を悲観して
周りがもっと助けてくれていれば…と
環境や他人のせいにする。
過去は過ぎ去ったことなので、
今更なんとかできないし
未来はまだどうなるかわからないので、
決め付けてもしょうがないし
環境や他人は、それぞれの都合があるので
自分の思い通りになんてならない。
自分ではなんとかできないことは
とっとと諦めて
自分のコントロールできることに
エネルギーを注げると
そこで感じるストレスは
成長の種につながったり、
学びの多い場になったりと
生きていくのに有効な「いいストレス」になります。


あきらめるは、
行動するのをやめるってことじゃない。
今やるべきことに集中するってこと。
自分自身の生き様を諦めないために、
どうでもいいこだわりや執着を断ち切って
区切りをつけて次に向かうことです。


てなことを考えながら辞書を読んでいたら
もうひとつの「あきらめる」を、発見。
それは、「明らめる」。 
『事情や理由を明らかにする。
はっきりさせる。
心を明るく楽しくする。
気持ちを晴れやかにする』
今度何かをあきらめるときは
こっちの意味で使ってみようと思ったのでした。

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