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【在職エントリ】スープストックトーキョーでの1年半をふりかえる

こんにちは、辻田(@Hiroki_Tsujita)です!

2023年2月に株式会社スープストックトーキョーへ入社して、まもなく1年半が経とうとしているタイミングで、この文章を書いています。

あっという間の1年半でした…!
気を抜くとあっという間に3年くらい経ってしまいそうなので、ここらで一度振り返りをしておきます。

🎯この記事を読んでほしい方
人事のシゴトに携わっている方
スープストックトーキョーで働くことに少しでも興味を持っていただいている方
・入社エントリや退職エントリもいいけど、在職エントリも読んでみたかったよ!という方
(上記に当てはまらなくても、読んでいただけたら嬉しいです!)

はじめに

はじめましての方もいらっしゃると思うので、簡単に自己紹介をします。

辻田弘基つじたひろきと申します!
スープストックトーキョーで人事領域を担当させてもらっています。

入社までの経緯や、なぜスープストックトーキョーに入社したのか?等は【入社エントリ】に書いてあるので、もしよければこちらもご覧ください!

それでは、入社してからの1年半の中で、メインで担当させてもらっていたシゴトを振り返っていきます!

弊社オフィス、週3回のペースで出社しています

①【人事企画】人事制度づくりと向き合う

人事企画の担当者として、あたらしい人事制度をつくりました。
具体的には、グレード制度をつくり、それに合わせて評価制度報酬制度を設計し、運用をスタートしました(2024年4月~)

新人事制度づくりの背景

スープストックトーキョーには、作り込まれた人事制度が既に存在していて、現場にも十分浸透しているものでした。
一方でその制度は、”店舗での働き方”をメインに想定して作られたものであり、本社社員の仕事には一部フィットしない部分があることが課題でした。

また、グレードを上げる=マネジメントを担う必要性があり、”スペシャリスト”としての道がない点も、社員のキャリアの幅が狭まってしまうという課題がありました。

そのため、新しい人事制度は、本社社員を対象につくることにしました。
グレードの体系は、プレイヤーとしての共通グレードを用意し、その先で「マネジメント」と「スペシャリスト」の2つのグレードに分けました。

制度設計については、適宜上長のサポートを受けつつ、基本的には一人で設計まで任せてもらえたことは、本当にありがたかったです。(なかなか大変でしたが頑張れました💪)

制度づくりの最重要ポイント

わたしが人事制度づくりで最も重要だと考えたのは、制度の中身以上に、制度を使う社員たちへの説明でした。
さらに詳しく言うと、【なぜ】の部分をしっかりと伝えて、納得感を持って理解してもらうことです。

なぜなら、人事制度は完成したら終わりではなく(むしろそこはスタート地点)、その制度が組織の中でいかに活用されるかが重要だからです。

制度説明の資料も、中身の説明よりも「なぜ、既にある制度とは別のものグレードをつくる必要があるのか?」の部分を重点的に作りました。
また、人事制度に対するスタンスについても改めて明文化することで、身近には感じにくい人事制度を”ジブンゴト化”してもらうことを狙いました。

人事制度に対するスタンス(一部抜粋)

「人事制度は”不変”のものではない」
・完璧な制度は存在しません!常にUPDATEをしていきます!
・今回の制度も「導入したら終わり」ではなく、運用しながら微調整していきます(そのためにはみんなのフィードバックが必要です)

「人事制度は、人事だけでつくるものではなく、スープストックトーキョーで働くみんなでつくるもの」
・制度をより良いものにするためのフィードバック、大歓迎です!
・人事制度をジブンゴト化しましょう!

新しい制度は、2024年度をトライアル期間としており、年に2回の目標設定や評価、振り返りを経て微調整をし、2025年度から本運用をすることにしています。
運用とチューニングを繰り返して、組織に馴染み、みんなに活用してもらえる制度にUPDATEしていくフェーズも楽しみです!

オフィスの一角(お気に入りスポット)

②【中途採用】採用課題と向き合う

入社当初は本社の中途採用に従事していました。
その後、店舗の中途採用も担当することになりました。
採用課題やアプローチが異なるので、それぞれについてまとめます。

本社の中途採用

入社してから取り組んだテーマは以下の2点です。
①「働く場所」としての認知拡大
②「整っていそう」というイメージの払拭

これまでは、採用サイト(自己応募)やエージェント経由の採用が多かったのですが、上記2点に取り組むために、YOUTRUSTの活用に振り切りました(本当に振り切りました!笑)

もちろん、採用担当としてのリソースが潤沢であれば、いろいろな手法を使いたいところですが、ほぼ一人でやっているので、とにかく「選択と集中」を徹底しました。
実際に、自身が担当したポジションの半数以上はYOUTRUST経由での採用です🎉🎉

YOUTRUSTで募集を出し、「働く場所」としての認知を拡大させながら、カジュアル面談を通じて組織課題などを包み隠さずお伝えすることで「整っていそう」というイメージを払拭していきました。

実際にカジュアル面談はかなりの数をやらせてもらいました。
その中で、自分なりのポイントも見えてきたので、noteにもまとめました!(併せて読んでもらえると嬉しいです)

また、YOUTRUSTさん主催のイベントにもお声かけいただき、何度かブースを出させてもらいました!
訪れた方の「スープストックトーキョーってこういうイベントに出るのですね!意外なので立ち寄ってみました」という声は、「働く場所」としての認知を拡大したい我々にとってはまさに欲しかった感想だったので、心の中でガッツポーズを連発していました!

ユートラエールガーデンに出展。とても寒い日で、スープが喜ばれました!

店舗の中途採用

店舗社員の採用に関しては完全に未経験の領域でしたが、任せてもらえたことは本当にありがたかったです。
現在も優先度が高く、リソースをガッツリ割いているシゴトです。
成果もやっと出始めたところなので、まだまだ話せることは少ないのですが、現在進行形で振り返っていきます。

飲食業界全体としては、人材不足の状況に、コロナ禍に比べて求人数が増えたことも相まって、採用難易度が非常に高まっています
弊社もご多分に漏れず、以前よりも採用に苦戦するようになっていました。

とはいえ、採用力強化に特効薬などは存在しないので、地道に以下について取り組みました。

  • 採用ターゲットの再選定

  • ターゲットに合わせた募集記事のブラッシュアップ

  • 働く場所としての魅力を再整理

  • 候補者体験の向上、選考フローの修正

  • 待遇の見せ方、打ち出し方のブラッシュアップ

文字にすると超地味ですが、一つ一つは結構奥が深く、トライアンドエラーを繰り返しながらやってきました。
やっと少しずつ成果に繋がるようになってきましたが、それは自分がすごいのではもちろんなく、「とりあえずやってみる」、「ダメそうなら修正する、やめる」といったアクションを後押ししてくれる組織風土あってのことなので、本当に感謝です。

③【その他】はじめてのことと向き合う

主に人事企画と中途採用をメインにやってきましたが、他にもはじめて経験することがたくさんありました!

  • 店舗研修で実際に店舗に立つ(全然できなかったけど経験できて本当によかった)

  • 採用広報にもチャレンジする(これからは企業noteとも向き合います)

  • 採用サイトのリニューアル(これは別途noteを書きます、きっと)

  • 店舗営業のHRBP(と言えるほどのことはまだできていないけど、それに近い役回りを一部やらせてもらいました)

  • 全社会議の司会(緊張で胃が痛かった…)

  • 月次の朝会の企画と司会(これも毎月胃が痛い…笑)

  • 経営会議にオブザーバーとして参加(ありがたいです)

  • HRカンファレンスに登壇する(YOUTRUSTさんに感謝)

  • 日経新聞の広告に載せていただく(YOUTRUSTさんに感謝)


できなかったこと=これからやっていくこと

この1年半でやりきれなかったこと、これから先でやっていくことをまとめます!

チームづくり

わたしが所属していた人事部(中途採用+人事企画/労務)と人材開発部(育成/新卒採用)という2つの部を1つの部署にして、2024/7~HR拡充部を発足しました(ネーミングに込めた想いなどは別途noteで説明します)

個人としての業務範囲はあまり変わらず(笑)ですが、協同するメンバーが増えたので、ひとりではできないけどチームならできることにもチャレンジしていきたいと思います!

マネジメント強化

ミドルマネジメントの強化は、どの組織でもホットな課題だと思いますが、弊社もご多分に漏れず。
一部、新人事制度の中でマネジメントの役割を定義するなどのアクションは起こせたものの、まだまだ不十分なので、これから実施する組織サーベイと絡めながらマネジメントと伴走するHRになる!

飲食の常識に対する「なんでこうなっちゃうの?」のアプローチ

Soup Stock Tokyoというブランド自体が、創業者遠山さんの「なんでこうなっちゃうの?」という世の中に対する疑問・問いからはじまったものです。

そういったDNAが根付いている組織なので、「なんでこうなっちゃうの?」という問いを常に持ちながらシゴトをしている人たちが多いのがスープストックトーキョーのユニークさだと思います。

わたしは、飲食業界で働くのが初めてです。
だからこそ、飲食業界の常識とされているけど改善の余地があるものに対して、疑問を投げかけていく役割でいたいと思っています。
飲食業界”当たり前”に対しての「なんでこうなっちゃうの?」
というアプローチが、結果的にスープストックトーキョーで働く仲間の体温をあげることに繋がると良いなと考えています。

でも、ここに書いたようなことはひとりでは決してできないので、新しい仲間を募集しています!
少しでも興味を持っていただけたら、ぜひカジュアル面談をしましょう!

以上、スープストックトーキョーでの1年半をふりかえる在職エントリでした!

最後までお読みいただき、ありがとうございました。
「スキ❤」を押してもらえると、今後の執筆の励みになります!
なにとぞ!よろしくお願いします!!

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