アートシーン
お久しぶりです
コロナの影響もあり生活環境も変わり絵のインスピレーションが滞っていました
新しい職場が決まり、新しい人々の輪の中にほっぽり出され、気づけば随分時間が経ったように感じています
もともと5月には個展も予定していたのですが、それも致し方なく、新作に取り掛かる活力も減退していましたから、随分内心窮屈な思いを最近していました
今の職場に入って初めての連休です、2連休ですが街もまだ息を吹き返したとは言えない状況ですし、抑圧されている感じがします
絵を描こうと思う心の動きはあります、しかし、モチーフが湧いてきません
この期間に僕の新しい芸術への取り組みを考え直す良い機会にはなっています
心が小さな缶に押し込まれて蓋をされたような感覚であり、それを振られて炭酸が暴発しそうなくらいパンパンになってきた感じがします
昨日の夜、絵を描き始めたわけではありませんが、まっさらなキャンバスを覗き込みながら心がワクワクしてくる感覚を久し振りに味わいました、すごく嬉しかったです
思い描けないときは、その真っ白なキャンバスをただ楽しめば良いのであって、何も気に病むことは無いのではないか?と思いました
真っ白なものを自分の手で着色していくわけですが、そうさせるのには何かの理由があるのです、画家だから描かなくてはいけないということは理由にはなりません、真っ白なものを自分の中の何かの意思によって付け足そうとするのですから、本来描かなくても誰も困らないものです、が、僕の中には確かに何かの理由がある
これは嬉しくて仕方ないですし、まさに生きる意味だと僕は捉えています
何かを創り出す為に、僕は生まれてきたことは間違いありませんね、これは断言しておきます、結果それが世界に対してどういう影響を与えるのか?全く無意味なものなのか?は神のみぞ知る、ですが
僕が知る必要は鼻っから無いわけです
ただ、何かを創り出す為にだけ生まれてきたと思ってます、生活は脅かされ、孤独になっていくかもしれませんし、長生きできないかもしれません、長生きしても生き地獄かもしれません
だけど、少しでも生かさせてもらえる限り、描き続けたいと思います、描ける事に幸せを見出せます
だから
僕が幸せを感じる、描く、創る、という行為や、その作品によって、誰かも幸せになってくれたらと心から思います
今やアートはビジネス路線です、全員が!とはいいません、しかしそういう時代です、いかに世間を驚かせたり、困惑させたり、してアートシーンに躍り出るか?という競争
日本のマーケットはまだまだですが、これもまた良いと思います
時代やマーケットで自分の絵が左右されてしまうなんて虚しすぎると思いませんか?
本当にいいものとは、時代に乗らなくても残ると思います、流行の移りが早い服もそうですね、時代に乗ってあっという間に流れていってしまうものを沢山あります
日本のアートのトレンドを組むのもとても大切な勉強になるとは思いますが、それに自分が左右される必要はないと思いますし、だからこそ日本のアートは育たないように思います
海外のアートに追いつこうとかする事がもう二番煎じです、同じ土俵に立とうとする事も大切です、が、なんかムカつきます
海外で評価されたから凄いとか
日本では有名だけど海外じゃ全然とか
海外に寄せていく事がもう墜落なのでは?
僕も油絵だから海外に寄せてると言われると確かに!それに西洋美術も好んでいるわけだから影響は存分に受けているでしょうし、自分の事を棚にあげるのはどうかと思うけれど
こういう考えこそがまさに、日本人的であり、保守的であり、生産性の無い考えに思えます
日本はとか、海外はとか、スケールが小さいように感じます、人種とか、国籍とか、そういうの抜きにして、人類の飛躍に一役買っているのが芸術だと思います
どこにだって芸術家はいます
周りに評価してくれる人がいるとかいないとかのそういう問題です
今すぐ評価されたから凄いとかでは無いとも思います、流行ですから、評価されなかったからダメとも思いません
創る事に命を乗せる、それだけです
その対価がお金?
対価次第で自分の価値が決まるわけがありません、対価が無いならやらないのなら虚しいです
大金を抱えながら自殺する人もいる
虚しさは埋まらない
結局、自分がそれを愛せるか愛せないかですよつまるところ
描きたいから描くんですね😊
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