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説明の表現が異なると、同じ内容であっても意思決定が違う結果になる

病院で医療を提供受ける時、必ず何故それが必要なのか説明を受けますよね。もしも「説明してもらっていない。。。」もしくは、「よく理解できないまま進んでいった。」という場合は、ご自身がそれで納得されているのならそのままでもいいのかもしれませんが、別の先生や病院に相談することをお勧めします。なぜって問診から、今起きている身体(精神)の状態を推測した医師が、その自分の推測した考えが正しいかどうかを判断するために観察や触診をしますよね。そうやって推測した病態(病気)を確かめているのですが、医療は医師ひとりで解決できることではないし、患者自身だけが頑張るものではないはずです。

医療看護(介護)はチーム

先日、こんな投稿をtwitterにしました。その心をここで伝えようと思う。以前は、患者の周りに医師や看護師、薬剤師、画像や検査技師、リハビリ、栄養士、ソーシャルワーカー、事務職などなどの医療従事者が囲んだチームが問題(課題)を解決するために活動するといった考えが主流でした。

その問題(課題)を確かに専門職が解決するためにチームになって活動するのは変わっていないし、そのチームの結束が強くあればその効果が高くなると言われています。そしていまは、患者自身もそのチームの一員であるといった考えに変わってきました。

患者が抱えている病態(病気)は、その患者の一部分であってその人すべてが負ではないので一緒に、いまある課題を解決するチームの一員になってもらう方が得られる効果が高いことがわかってきたのです。客観的に、近くにいる人をモデルにイメージすると理解しやすくなると思います。

ご本人が、自分の解決すべき課題を理解していると自然と意識するようになりますよね。何かよくわからないけど調子が悪いとしか感じていない人より、①なぜその調子が悪い症状がおこるのか②それは治るのか③どうやったらどれくらいでどう変化するのか④あるいは治らないのか➄お金はどれくらいかかるのか➅生活がどのように変わるのか・・・

まだまだ他に挙げられることがあると思うけど

▶思いついた方は、教えてくれると助かります😉

人は弱い生き物

人は弱い生き物だと思います。やっぱり嫌なことやしんどい事はたくないものです。できれば、そういった事は先延ばしにしたい。こういった"現状維持バイアス"は誰にもあると思います。その感情は、それは、自然な事なのです。 うんうん・・・

いくら自分の身体のことの説明を受けて理解できたとしても治るまで、時間がかかったり辛いことからの解放がまだ先だった場合、やっぱり、いろいろ気持ちは揺れて不安定になると思います。(繰り返し言いますが、それは普通のこと)

だからこそ、患者より医療従事者がしっかりサポート役として機能することが重要になると思うのです。患者の気持ちや行動に影響と効果を上げる理由に、専門職である医療従事者の発言や関わり方があるのです。(ここでは言い切っておく)

侵襲行為が大きい小さいに関わらず定期的な説明をすること、そして患者がどのような反応を示したのか。周りのコメディカルは、しっかり様子を観察し、必要に応じて説明した内容を補助することが有効だと思うのです。

★患者への丁寧な説明で、自然にチームに巻き込むような関わり方ができるといいなぁと思います★ 


ここまで読んでくれてありがとうございました。同じように考える医療従事者が、実際、そのように行動していけると互いの日常の質が明るくなるんじゃないかと思います。(そんな人でいっぱいになる世界になりますように✨)



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