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人前での演奏と震える手。感謝のクリスマス①

今回は、私が大学1年生の頃、音楽の発表会に初めて参加した時のことです。

初めて人前でのエレクトーン演奏、
高校時代から空手の大会やイベントなどに参加していたので、
いつも通りやれば大丈夫だと軽い気持ちでいました。

練習はしっかり行い、演奏の日を迎えました。
会場では、いつもの緊張感、大丈夫そうです。

演奏開始・・・、

なんと、手首から下の感覚がありません。
頭は真っ白・・・、全く何を弾いているかもわかりません。
最悪の結果です。

終わってから分かりました、
緊張すると、身体の先端になればなるほど利かなくなるのです。

空手の時は、全身で緊張をカバーできます。
しかし、指先を使う演奏の緊張は全く異なり、コントロールが効きません。
それからは、人前での演奏が怖くなりました。

今後、発表会などに参加しない事を伝えようと教室へ向かいました。

教室に入り、先生から開口一番、
「今後できる限り発表会や演奏会に参加してね」と言われました。

まるで私の心を読んでいたようで驚きました。
でも、先生には素直に従うしかありません。

それから3年間、できる限りの発表会や演奏会に参加しました。
正直、指の震えはおさまる事はなく、くやしい演奏ばかりでした。
人前での演奏は、怖くて怖くて仕方ありません。

しかし、大学3年生の12月、
こんな私が、突然「あるお仕事」をすることになったのです。

その仕事は、先生がリスクをとって行わせた特別なレッスンでした。
そのおかげで、緊張を意識的に抑える事ができるようになりました。

その仕事とは?

続く

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