小さい頃の思い出②
前回に引き続き、私が小学校低学年頃のお話です。
私が、サーターアンダギーを詰める作業の流れで、
一番下手だったのが、「シーラー」。
(シーラーは、ビニール袋の口を熱で閉じる機械です)
当時はまだ生まれたての機械。
真空パッケージや自動運転などというレベルではありません。
私も子供なりに徐々に上達し、
袋を閉じた形はいまいちでしたが、密封は完璧でした。
さて、そばから見ていると、シーラーは面白そうに見えます。
それが問題を起こしてしまいます。
なんと、弟も妹も「やってみたい!」と言ってきました。
一番年上の私でも難しい工程です。
絶対無理だと思いながらも・・・、
やらせないと、ぐずって手伝わなくなります。
子供ながらに重大な選択・・・。
思い切ってさせてみました!
やはり、
想像を絶するものになりました。
隙間が空いていたり、
中身のプラスチック容器もくっつけたまま、ニコニコ梱包。
それを見ている私も、ニコニコしながら、後でごっそりやり直しです。
仕事の手伝いと兄弟の面倒は、セットになっていました。
夕方になり家族みんなで帰る時間は、とても嬉しかったことを覚えています。
今では、油の香りもシーラーも良い思い出です。
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