検索の入り口
何かと質問をされるとき
それくらい「ググれ」といいたくなることがある。
しかし、質問の相手は実は小学生。
「何を検索すればいいか、検索ボックスで入れても漢字のよみかたが分からない。だから聞いた。」
なんてことがあった。
検索の仕方を教えてもらっていても
実は調べても、変換のワードが分からないだけでなく、ブログの漢字が読めない、というケースで検索をあきらめてしまうという子が恐ろしく多い、ということが分かった。
だから、何度も何度も、同じような質問を繰り返し聞いてくる。
今の小学生は学校で検索の手順等は習っているはずだが、語彙が未熟なので、検索の入り口となるワードにたどり着けない。
だから単純で分かりやすく、刺激的な言葉に飛びつく。
過激な言葉は、まるでジャンクフードのような依存性がある。
YouTubeは子供向けの規約を見直したそうだけれども、動画サイトはその最たるものに挙げられる。
ところで日本語というのは言葉一つとってもグーグル泣かせな時な読み方がいくつもある。
たとえば「六合」という言葉
これは何と読むかといえば大体の人が「ろくごう」と読むと思う。
でもそれは間違い。
実はこの漢字、「くに」、「くにのうち」と読む。
厳密には間違いだ、というわけではないのだけど、日本書紀からの引用から、少なくとも古人たちは大和言葉でそう呼んでいた。
ほかにも「掘じて」という字
この難解な言葉、古語捨遺では「さねこじのねこじて」と読んでいた。
現在この漢字をよめる人は殆どいないだろう。
これらは当然、ワードでは変換できないため検索からは除外されやすくなっていく。
ネットで身につけられる日本語の語彙力には限界がある。検索の入り口は古の知識から学ぶこと。親が周囲の環境を守ってあげること。
その心掛けが大切なのは間違いない。
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