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キャラを立てると成長は止まる


キャラクターとは、人の性格や持ち味を意味する。

最近は「キャラ」と省略されて使われる。キャラはその人の同一性を示し、どの空間にいてもその人であり続ける記号。不登校問題などに携わる筑波大教授で精神科医の斎藤環氏は「キャラは空気が決める」という。

斎藤氏によると、学校空間でのキャラの使い方はお笑い芸人が自らの芸風を差別化し目立たさせる「キャラを立てる」がモデル。

その場の空気で「いじられキャラ」や「毒舌キャラ」などと割り振られる。その人の特徴を現す一方で、100%一致しない不思議な記号という

キャラが分かれば相互のコミュニケーションが円滑になるが、本来の性格にふさわしくないキャラを決められた人はキャラ疲れを起こす。キャラから降りるに降りられず、いじめなどで居場所を失う可能性がある。

政府の自殺対策白書によると、夏休み明けに子どもの自殺が増える傾向にある。「いじめ被害に悩む子どもは学校再開が精神的な負担になっている」と文部科学省は分析する。

自分のキャラを決めると人間としての成長は止まる。

自らを成長させるには努力が必要で、日々学校に行くのも努力だ。成長を信じて殻を破ってほしい。

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