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絵本「そのとき門はひらかれた -法然上人ものがたり-」刊行!

2024年は浄土宗が開かれて850年。「すべての人を救いたい!」と考え、その教えを探した法然上人の半生を描きます。「なやみ、苦しむ月日も人生にとって意味のあること」と説き、今を生きる人の心にも訴えます。解説つき。(アリス館)

今年、令和6年は法然上人がお念仏の教えを広められて、850年の節目にあたります。この記念の年に向けて、現代の人たちに、法然上人の半生から、少しでも心に安らぎを与えられないかと、この絵本の制作がはじまったのです。ー法然上人ものがたり絵本制作委員会ー

絵はイラストレーター中川学さん。京都・瑞泉寺(浄土宗)の御住職でもあります。構成・文はかんちくたかこさん。川嶋隆義さんとアリス館 湯浅さんの編集と共に、一般の方でもとてもわかりやすい文章で書いてくださいました。絵とあわせてなるほど〜へえ〜そういう事か〜の連続です。 

そのとき門はひらかれた 〜法然上人ものがたり〜
絵:中川学
判型サイズ:19×27cm ページ数:42ページ 定価:2,200円
構成・文:かんちくたかこ
編集担当:湯浅さやか 川嶋隆義(スタジオ・ポーキュパイン
発行所:アリス館
表裏でつながるんです なので2冊買ってください(^^)
B5サイズ 

このカバーデザインは中川さんと出版社さん、編集さんライターさんチーム、そして僕で瑞泉寺に集まってみんなでワイワイ考えて出たものです。中川さん曰く、法然上人といえば黒衣に鼠色の五条袈裟の印象があり、黒い絵本にネズミ色のオビを巻いたら法然上人ぽくない?とアイデアが降りてきた。

また、法然上人のお顔も、だいたい法然上人の絵像といえば安心感のある円満なお顔なんですが、今回は求道中の厳しいお顔のカバーになりました、とさ。シンプルで大胆な構図や発想が凄いなあ(^^)

タイトル字はPOPかつ品があるようにと考えつくりました。
上の金屏風バージョン帯は御住職関係の方や、お檀家さんなどのために作りました。
普及版(一般販売)は下のネズミ色バージョンの帯になります。(中身は同じ)
実は帯のイラストも少しずつ変えているのです。
時間的に、金屏風帯が先で、その後がネズミ色帯という動きにしています。
なので、少年は木を登り、猫は魚を諦めてるんです。誰がわかるねんっ!(^^)
後ろの帯 間違い探しみたい(^^)
で、帯の端と端をつなぐと輪(和)になるのです。かわいいでしょ(*^^*)
表紙
黒+特色金1色
極楽浄土の壮麗さを表した當麻曼陀羅
細部までの絵の世界観が凄まじすぎる!!
見返し
あえてここはシンプルに、次の扉へつながる宇宙空間(グラデーション)をイメージしています。
誌面フルカラー 色彩が美しい!
大胆な構図いいなあ
法然さん旅の途中
大迫力!!!中川さんならではのアイデアです
後ろには読み解きが付いてるのでとてもわかりやすくて安心です
その後の法然さん

最後法然上人がどうなったかは…ぜひ手にとってご覧ください(*^^*)

装幀としてはとてもシンプルに、大人が手にとって美しいと感じる造本装幀を目指した結果、紙もマット系でまとめ、質感、色味共に落ち着いた雰囲気を出せました。印刷、製本会社さん、ありがとうございました。それに編集、ライターさんの力がないとこんなに綺麗にまとまらなかったとつくづく感じます。中川さんや僧侶関係者さんたち、出版社さんはじめ、皆さんありがとうございました!!

そしてそして!今現在、刊行を記念して京都の3つの書店さんと滋賀草津の書店さんで、フェアしていただいていてます。

壁一面凄い!!
平積み感謝です(*^^*)
丸善本店 中川さんコーナーです
箱の中で綺麗な展示(^^)
中川さん手描きレアカード
京都丸善地下2F 
全ページ展示しています
応援部隊「京やさいえほん談義」さんたちの企画です

・大垣書店イオンモールKYOTO店さん
・丸善京都本店さん
・ふたば書房ゼスト御池店さん
・ふたば書房南草津店さん

「京やさいえほん談義」という書店の垣根を超えた絵本コーナーの書店員さんたちのユニットが実現してくださってます。
それぞれ工夫を凝らしたショーウィンドウやパネル展を開催中。
オリジナルポストカードやすごろくなど、ここでしか手に入らないノベルティもあります。こちら数に限りがありますのでお早めに!
そして!各書店にそれぞれオリジナル記念スマホ待ち受け画面「デジナム」がダウンロードできます。つまり4種類違ったものなので巡るのもよいかも。「デジナム」って?
法然上人浄土宗立教開宗850年を本屋さんで寿ごう!
※写真は4書店ごちゃまぜです。ぜひ行ってみて!

今年は世の中的にも、はじまりからいろんな出来事がありました。この本を読んで少しでも安らぎが生まれたらと思います。


最後にもう少しご案内を

直木賞作家、万城目学さんも応援しています(*^^*)
中川さんは万城目さんの小説『とっぴんぱらりの風太郎』『パーマネント神喜劇』の
イラストを担当されているのです

現在、中川学さんのお寺、瑞泉寺では「豊臣秀次公430回忌・京都瑞泉寺寺宝修繕へ|悲劇を未来へ伝えたい。」というクラウドファンディングを5月5日(日)まで実施中です!!

ぜひ一度こちらのREADYFORサイト内の瑞泉寺の歴史や、挑戦する意義などを知っていただき、皆さまの温かいご支援の程よろしくお願いいたします。

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