絵本「そのとき門はひらかれた -法然上人ものがたり-」刊行!
2024年は浄土宗が開かれて850年。「すべての人を救いたい!」と考え、その教えを探した法然上人の半生を描きます。「なやみ、苦しむ月日も人生にとって意味のあること」と説き、今を生きる人の心にも訴えます。解説つき。(アリス館)
今年、令和6年は法然上人がお念仏の教えを広められて、850年の節目にあたります。この記念の年に向けて、現代の人たちに、法然上人の半生から、少しでも心に安らぎを与えられないかと、この絵本の制作がはじまったのです。ー法然上人ものがたり絵本制作委員会ー
絵はイラストレーター中川学さん。京都・瑞泉寺(浄土宗)の御住職でもあります。構成・文はかんちくたかこさん。川嶋隆義さんとアリス館 湯浅さんの編集と共に、一般の方でもとてもわかりやすい文章で書いてくださいました。絵とあわせてなるほど〜へえ〜そういう事か〜の連続です。
このカバーデザインは中川さんと出版社さん、編集さんライターさんチーム、そして僕で瑞泉寺に集まってみんなでワイワイ考えて出たものです。中川さん曰く、法然上人といえば黒衣に鼠色の五条袈裟の印象があり、黒い絵本にネズミ色のオビを巻いたら法然上人ぽくない?とアイデアが降りてきた。
また、法然上人のお顔も、だいたい法然上人の絵像といえば安心感のある円満なお顔なんですが、今回は求道中の厳しいお顔のカバーになりました、とさ。シンプルで大胆な構図や発想が凄いなあ(^^)
最後法然上人がどうなったかは…ぜひ手にとってご覧ください(*^^*)
装幀としてはとてもシンプルに、大人が手にとって美しいと感じる造本装幀を目指した結果、紙もマット系でまとめ、質感、色味共に落ち着いた雰囲気を出せました。印刷、製本会社さん、ありがとうございました。それに編集、ライターさんの力がないとこんなに綺麗にまとまらなかったとつくづく感じます。中川さんや僧侶関係者さんたち、出版社さんはじめ、皆さんありがとうございました!!
そしてそして!今現在、刊行を記念して京都の3つの書店さんと滋賀草津の書店さんで、フェアしていただいていてます。
・大垣書店イオンモールKYOTO店さん
・丸善京都本店さん
・ふたば書房ゼスト御池店さん
・ふたば書房南草津店さん
「京やさいえほん談義」という書店の垣根を超えた絵本コーナーの書店員さんたちのユニットが実現してくださってます。
それぞれ工夫を凝らしたショーウィンドウやパネル展を開催中。
オリジナルポストカードやすごろくなど、ここでしか手に入らないノベルティもあります。こちら数に限りがありますのでお早めに!
そして!各書店にそれぞれオリジナル記念スマホ待ち受け画面「デジナム」がダウンロードできます。つまり4種類違ったものなので巡るのもよいかも。「デジナム」って?
法然上人浄土宗立教開宗850年を本屋さんで寿ごう!
※写真は4書店ごちゃまぜです。ぜひ行ってみて!
今年は世の中的にも、はじまりからいろんな出来事がありました。この本を読んで少しでも安らぎが生まれたらと思います。
最後にもう少しご案内を
現在、中川学さんのお寺、瑞泉寺では「豊臣秀次公430回忌・京都瑞泉寺寺宝修繕へ|悲劇を未来へ伝えたい。」というクラウドファンディングを5月5日(日)まで実施中です!!
ぜひ一度こちらのREADYFORサイト内の瑞泉寺の歴史や、挑戦する意義などを知っていただき、皆さまの温かいご支援の程よろしくお願いいたします。