スーパーノヴァ
三毛猫をもらひて나비と妻名づけてふてふてふてふの歌詞われ歌ひし
われ帰宅するたび猫ら走りきて掻いてくりゃれと腹出してねる
遠花火ながめるわれの足元を猫はゑがきぬ∞の軌跡を
天然の造形美かな 振り向きし野良の額に麻呂眉高く
麻呂くんと名付けし野良を探しをれば猫の恋あり彼は姫なりき
夏の夜のベランダの闇の蠢きを猫追いかける網戸のむかふ
ねえきいてとぼくに近寄りねこかたるスーパーノヴァがまばゆい話し
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埋められた棺桶の中に目覚めるを独り想ふてM.R.I.
わが脳がわが脳内をながめをりそのわが脳をながむる脳医師
あとひとり入れば七人あたまから虹を出せるぞ禿の集ひて
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