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好きな科目と嫌いな科目は私の会社員時代にどう影響したのか?

小学時代は算数、理科が好きでしたね。
中学に上がって数学、物理、化学が相変わらず好きでした。

こんにちは、サラリーマンOBの谷です。

好きな科目

好きになったきっかけはおそらく「科学」と「学習」という小学館が発刊していた教育月刊誌を購読していたからだと思います。

毎月付録付きで届き、その付録を使って実験したり・・・
楽しい思い出があります。

学習は国語や社会、数学だったかな?
化学はもちろん理科、物理系です。

どちらかといえば化学の方が好きでした。
理由はやはり付録が付いている、それも実験キットが。
今でも印象に残っているのがアイスクリームを作る実験で
アイスの形になる容器に砂糖水と割り箸を入れる。
その容器を一回り大きい容器に入れ、アイスの容器の周りに氷を敷き詰める。
そこへ塩をまぶして待つ。

時間が経つと凍ってアイス完成。

答えは一つが好き


私の好み?
はっきり答えがあることが好きな様です。
国語では感想だったり、作者の意図を読み取って答えを書く。
読んだ人によって受け取り方や感じ方が違い、テストの答えも正解がバラバラでもOK。
これが嫌いだった様です。

そう、子供の頃の私ははっきり答えが出ないことが嫌だった。
答えは一つ。
真実は一つ。

算数、数学でも答えは一つ。
だから因数分解や連立方程式が好きで得意。
物理、化学も一つ。
法則を使って答えを出す。加速度計算や科学式が得意でした。

ついでにもう一つ自慢、
図画工作や美術も好きで表彰されたこともあります。

サラリーマン時代

そんな私がサラリーマンとして
働いている時の仕事はカストマーエンジニア。

故障時の対応は原因を見つけ、修復する。
壊れて動かなくなった→修理して元通り動く様にした
機械が相手なので正直な結果がでる、算数的な結果がはっきりした仕事。

でも部下を持つ様になると答えは一つでは無くなったんですね。

名称未設定のデザイン

役割がマネージャーに変わった

仕事の役割が変わって、自分で動いて自分で成果を出すことからチームや課、部を動かし、部門や全社で成果をあげることに。

そうすると全社の目指す答えは一つですが各部や各課、メンバー個人の答えである目標値がそれぞれで変わります。

ということは個人、課、部単位で答えがあり、まとめあげた結果が私の答えになる。
自分で動いて成果を出すことが当たり前だった私は、メンバーを使って結果を出すことに違和感がありました。

成果主義、実力主義の危険性

しかも現在は成果主義、実力主義に傾斜している時期で厳格に細分化された目標やプロセス目標値が与えられます。
そうすると課や部門の成果を出すためには方向性が重要となります。
個人目標達成にのみ関心を示し、他のメンバー、課、部門や全社のことは知りません。
そんなサラリーマンが増える危険性をはらんでおり、どうすれば防ぐことができるのか?を考える様になりました。

結局、
メンバー一人一人や課、部門で全社方針説明と進捗報告を定期的に行い、個人の目標は全社におけるどの領域を担保しているのか?個々の役割を理解させ実績とどうリンクするのかを説明して回った。

こうして何度も何度も個人、課、部門に発信し続け日々の仕事の中に刷り込んでいく。

全社の業績が自分たちの働きで左右されることを理解させ、自分ごととして捉えられる様にする。
その結果社員全員が視座を高くすることができ、業績を向上させることができる。

その仕事は好きか嫌いか

私は好きな科目ではなく、好きでは無いどちらかというと嫌いな科目と同様の答えは一つではないことを仕事としていた。

最終的に思うこと
好きな科目同様にスペシャリスト時代は楽しく仕事をしていた。
しかしマネージャーになって苦しい時代を過ごして定年退職を迎えた。

いい悪いは別にして、苦しい時代に学んだことや視野を広げることができたことに感謝です。

でも、私はやはり「マネージャーに向いていなかった」のでは?
と今でも思っています。

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