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コロナ明けのタイ旅行(バンコク・パタヤ)その6

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2022年4月のパタヤには約3週間ほど滞在した。以前の自分なら30日滞在が可能なら全日程パタヤでもよかったが、今回約3年ぶりのタイ訪問でバンコクがどうなっているのかも知りたかった。あともうひとつ気になったのは、パタヤの衰退ぶりである。

パタヤという街は夜とても賑やかで、歴史を見てもベトナム戦争出兵するアメリカ軍の癒しのために作られた街でもある。そういう場所には必ずきれいな衣装を身にまとった女性たちが働いている。ところが観光客で成り立つタイ、特にパタヤには観光客がほぼいないので、働く人がいない。風俗関係だけでなく普通の飲食店もやってなかったりする。

一応3週間の予定ではいたが、惨状に耐えられなければいつでもパタヤを離れほかの土地へ移動する考えはあった。ただ久しぶりの滞在で多少寂しさは見えたものの、パタヤはパタヤだった。以前と比べたらそれは物足りないが、きちんと混沌として朝昼はのんびりとして夜はあやしい色使いの街に変貌する。ここはやはり私の「ホンネ」で生きていける街だなと思った。

パタヤビーチ
パタヤのビーチロード

パタヤでの生活は基本毎日同じだ。朝6時ころには散歩に出かける。時期によってはまだ夜明け前だったりするが、夜明けのタイミングでビーチに向かい海から眺める日の出が最高だったりする。

ソイブアカオ
カオマンガイ屋台

私が滞在するホテルはセカンドロードからサードロードの間くらいにある。パタヤにはたくさん通りがあるが、主にブアカオとセントラルパタヤあたりがマイホームといってもいい。安くて美味しいローカル食堂やマッサージやが乱立している。

パタヤが好きな理由はたくさんあるが、私は着るものに無頓着で寝る時の格好、Tシャツに短パンといういで立ちでそのまま出かけられるのもある。散歩のときはランニングシューズではあるが、普段はサンダルである。お寺やドレスコードのあるレストランではまずいが、パタヤはほとんどの人がこんな格好である。

バンコクでは毎朝ほぼぶっかけ飯を食べていたが、パタヤにはたくさんの欧米人が隠居生活を送っている。なので朝食は欧米スタイルのパン、たまご、ハム・ソーセージのボリュームある料理が安く食べられる。バンコクにはなかなか見つからないので、滞在中一度は食べることにしている。

※この記事を下書き最中に下の写真のアメリカンブレックファーストを提供する食堂が閉店したことを知りました。気に入っていただけにとても残念です。

アメリカンブレックファースト

朝食もそうだが、基本リタイアした欧米人の住む街なので全体がのんびりしている。パタヤでは毎日のようにどこかのカフェに行くようにしているが、欧米のおじいちゃんたちが会合を開いている。私もそこにおじゃまして、のんびりとコーヒーを飲みながら街をぼーっと眺めているのが好きなのだ。


パタヤは田舎のリゾート地なので交通の便はあまり良くない。でもそこがバンコクより良かったりする。移住した人や長期滞在の人は車やバイクが必須であるが、私はあまり運転が好きではないのでパタヤではソンテウかタクシーを利用している。

ソンテウとはピックアップトラックの荷台を改造してベンチを置いたいわゆる乗合タクシーである。ベンチが向き合ってる姿からタイ語で「二列」という意味である。

街中を走るソンテウ


他のタイの観光地同様乗る人が揃わないと発車しないというデメリットはあるものの、パタヤでは10バーツ(約40円)で乗れるし、ソンテウが走るルートは人がたくさんいるので、先ほどの観光エリアであれば1分も待たずにやってくる。

パタヤでのタクシー乗車はコロナ前ならあまりおすすめできなかった。バンコクではタクシーはとても安く便利な乗り物だが、パタヤは交通の便がよくないことを逆手にとって高い。だいたい初乗りで200バーツ(約800円)これだとちょっとなら歩いて行こうと考えてしまう。

ただ今日本でも話題のライドシェア制度、タクシー会社に属さなくても登録車ならタクシー代わりの業務ができるシステムはタイにはもうこの時点であった。特にぼったくりタクシーが当たり前なパタヤではこのシステムはとても助かった。

アプリ登録して現在ある地点と目的地を指定すれば近くのタクシーがやってくる。しかも車種も選べるので安ければバイク、ゆったりしたいなら高級車。という感じ。場所を説明するのに英語も必要ないしなにより明朗会計で最初に金額が出るので安心だ。

次回は私がパタヤで実際にすごす記事を紹介したいと思います。

(第7話へつづく)


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