コーチの生態をデータから見てみる
コーチングを仕事にしようと思ったときに、そもそもコーチってどんな人たちがやっているのか気になるかもしれません。
今回はコーチの生態がわかるようなデータを公開しているレポートを紹介します。
参照したのは、こちらの記事で業界のスタンダードといえるコーチング団体と紹介したICFから2020年に発行されたレポートです。
コーチの人数
調査結果によると、自身の仕事がコーチだと認識している人は約71,000人。
前回調査の2015年から33%の増加。
なおコーチングスキルを活かしつつも職業認識としてはコーチというよりはリーダー・マネージャーかな、という人は15,900人。
コーチの世代
40代以上(X世代以上)の割合が大きく、年齢層は高めです。
こちらはあくまでICFの示す世界のデータですが、ぼくが国内の市場に触れていて感じるのは、もっと若い世代が増えてきている印象ですね。
コーチの性別(ジェンダー)
下段の棒グラフが2015年時点で、上段が2019年時点です。
もともと女性比率が高めの職業ですが、全てのエリアでその比率が上がってきています。
コーチの収入
地域差はありますが、北米、オセアニア(おそらく主にオーストラリアだと思いますが)、ヨーロッパといった、コーチングの歴史に馴染みのあるエリアで大きめなのが特徴でしょうか。
そして、上記はコーチングからの収入だけの数字ですが、93%のコーチはコーチング以外のサービスも提供していて、平均すると44%の時間がコーチングに充てられている、との回答があったそうです。(以下参照)
コーチングはコミュニケーションスキルなので、他の仕事と組み合わせやすいし、同じクライアントに別の手法で関わるなど、対人支援として幅広く構えたサービス展開をしているコーチもたくさんということでしょうね。
国内で見えている自分の周りでも、教育・研修・講演・ファシリテーターなどの仕事を持っているコーチはたくさんいます。
コーチの資格への期待
コーチとして資格を持っていることを、個人や企業のクライアントが期待しているか?という問いの回答です。
前回よりも「とてもそう思う」がめちゃ増えてます。
ICFのレポートだから資格の重要性に対するバイアスがあるのかな、というところを差し引いたとしても、コーチング自体の盛り上がりを感じる中で資格の重要性が増してきているのは、実感するところです。
さて、公開されているICFのレポートをお借りしてコーチの生態を見てみました。
コーチングには興味があるけど近くにコーチがいなくてよくわからないという方が、ぼんやりとでもイメージできるようになっていたら嬉しいです。
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