それでもまだ腸活しないんですか?
腸内細菌の状況は年齢と共に刻々と変化しているのを知っていますか?
そもそも人は生まれたばかりの腸内は無菌状態なんだそうです。
生まれてきてから周囲の環境、人や物との接触で細菌感染をします。
遺伝すると言われたりもしますが遺伝するものではないんです。
腸内細菌は腸内洗浄や便の移植などをしない限りあまり大きな変化をすることはありません。
腸内細菌は食事の取り方によって微妙にバランスが変化することはあります。
そして、60歳以上になると善玉菌は徐々に減ってきます。
加齢とともに徐々に悪玉菌と呼ばれる細菌たちが増える傾向があるようです。
また、免疫細胞全体の約6割が腸に存在していて、腸の機能がしっかりとしていれば腸壁の細胞が病原菌を撃退する抗菌物質を放出します。
これにより感染などを防ぐことができます。
体の中から抗菌物質を放出するってすごくない?
便秘や腸の機能が低下している状況では免疫機能が低下していると思ってください。
食事や生活を改善せずに免疫だけをしっかりさせようとしても無理な話。
腸の状態で免疫が低下するのであれば、悪玉菌の割合が増えた高齢者は免疫機能も低下している事になる。
ある意味、加齢というのは腸の状態が悪くなったことを言うのかもしれません。
免疫機能のしっかりしている実年齢が高齢者の方は、実は腸の年齢は若くて高齢じゃないのかもしれませんね。
そんな人は、腸のもう一つの機能であるセロトニンを作る機能もしっかりしているはずです。
幸せホルモンのセロトニンの9割は腸で作られています。
腸管の蠕動運動を活発にしたり、自律神経のバランスを整えて心を前向きにする作用があります。
興奮物質であるノルアドレナリンやドーパミンの暴走を抑える効果があり、イライラを抑えています。
若くしていつもイライラしている人は既に腸の年齢が高齢者であると言ってもいいのかもしれません。
性格だからではないんですね。
ホルモンの作用には人は逆らうことが難しいんです。
こんなにも腸の機能って大切なことを知っても、あなたは今のままの生活を続けますか?
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