”故郷”を感じさせる四谷の千枚田
突然思い立った。「そうだ! ドライブに行こう!」と。
目的地は奥三河の「四谷の千枚田」である。以前Google マップで見かけて気になっていた場所だ。名古屋から車を走らせること1時間半。この日は天気も良く、絶好のドライブ日和である。
観光地としてウェブサイトなどでも紹介されているが、駐車場があるだけで、売店も土産物屋もない。”里山”とか”日本の原風景”という言葉がピッタリな、ただ美しい景観が広がるだけである。
今も20戸の農家の方々が400枚以上のこの棚田で稲を育て、美味しいお米を作っている。
棚田には機械も入れることも難しいので、その手入れは大変だろう。
近くの鞍掛山から湧き出る水は涸れることなく、棚田を潤す。その田んぼにはオタマジャクシが泳ぐ。立派なカエルになれよ!
ここの楽しみ方はシンプル。スクスク育つ青々とした稲の間を歩き、水のせせらぎを聴き、通り抜ける風を感じ、森の木々の匂いを感じるのだ。
美しく積まれた石垣とリアルな案山子。
こちらは分かりやすい案山子。
私は生まれも育ちも都会であり、”故郷”も”田舎”もない。それなのにこうした風景を見ると、”田舎”に帰った来たように何となく落ち着くのは何故だろう?
近くにある鳴沢の滝。
小さな水しぶきに反射する陽の光が美しい。
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