かわぞえひろびろ

京都大学→利尻島でいろいろしてます! 加藤典洋で卒論を書きました。「社会問題と自己の関…

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京都大学→利尻島でいろいろしてます! 加藤典洋で卒論を書きました。「社会問題と自己の関係ーー加藤典洋をめぐって」固定記事で公開してます。 欲しい本や物:https://www.amazon.jp/hz/wishlist/ls/17THRVOW7DY4N?ref_=wl_share

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加藤典洋論(卒業論文)を公開します、2024/03/15

 2024年1月に京都大学総合人間学部に提出した卒業論文「社会問題と自己の関係——加藤典洋をめぐって」を公開します(この投稿の最下部に、google driveのリンクが貼ってあり、そこにpdfが入っています。もう少し良いフォーマットが見つかれば、再掲するかもしれません)。  文芸批評家、加藤典洋(1948-2019)の生涯の思索について、「社会問題と自己の関係」をどう考えるかという問題意識が貫かれていた、という立場から、その全体像を描き出したものになっています。  客観的

    • 2024/04/26

      夕方鴛泊空港で、3年前の昆布干しバイト以来、毎年利尻に来ている同い年の彼を軽トラでピックアップした。電話で喋ったことはあったものの初対面で、漁師さんに挨拶した後、2人で利尻温泉に浸かる。その後、「無の会」のお米を炊き、晩ごはんを作って食べた。 5月4日まで居てくれるよう、そして今後は半移住も視野に入れてるよう。嬉しい限り。ともに晩ごはんを囲み、話せる人がいるのは、まずそれ自体本当に嬉しいことだ。 ただ、翻ってみるに、別に島に来てからの一人暮らしの日々を孤独だと思ったことは

      • 2024/04/25

        島にきてから、まずは島のことを知ること、と思ってここまできたが、そもそも何を知ったら島を知ったことになるのだろうか? ・人口、経済規模 ・人々の話し方、表情 ・食べているもの ・気候、土壌 ・財源 ・政治参加度 ある地域をはかる指標ってなんなんだろう。 そして「島を知る」という時指しているのは、そうした指標を知って空欄を埋めていく作業とは違うだろう。 一方で利尻島というのは固有名詞=ゼロ記号で、本質などというものはないのだろう。 一方で、島を特徴づける色々な要素があるのも

        • 2024/04/24

          1つ歳上の移住者先輩が、夕方一緒に開墾をしてくれて、そのまま利尻温泉に行き、帰ってクラシックビールを飲んで、パスタを茹でて食べた。いい夜ですね。 複数人いるとこんなに作業が捗るのか!! 驚きです。 利尻のおじさんはノーモーションで冗談を言ってくるので冗談だと分からず困る。今日も初めて温泉で会ったおじさんと話が盛り上がり、「漁師さんですか!?」と尋ねたら「バカ、俺はここの町長だ!」と言われ、えぇ!と信じ込んで話したが、あとから他の人に聞いたら、町の漁師さんだった。いやはや。

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        加藤典洋論(卒業論文)を公開します、2024/03/15

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        • 月3本1万時程度
          2本
        • 跛亭日乗
          217本
        • 140字に縮約する練習
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        • 映画評
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          2024/04/23

          日の出とともにおきて5時から開墾、ごみ捨ての時間までやって、夕方また日の入りまで開墾、美しく沈む夕日、振り向けば月と利尻富士。最高ですね。 笹の開墾にも徐々に慣れつつある。 「お前は現実を生きない人だから」と、数日前親から言われた。それはまあ、いきなり島にいくことにした息子への心配の表出なのだろうけれど、その言葉だけあえて取りだして考えてみる。 「現実」という言葉はいったい何を指すのか…。 もしそれが、「眼前に広がる世界やその仕組み」というようなことを指すなら、この先のみ

          2024/04/22

          朝4時半に起きて5時から7時半まで作業1 8時から15時半まで日中の作業 15時半ー16時まで休憩 16時から18時45分(日暮)まで作業2 ご飯を食べたり、本読んだり、酒飲んだり、文章を書いて21時半ー22時に寝る、という日々をここ3日くらいしている。 キープしていきたい。 いい感じだ。 今日は9時からBARBAR.GG(!)で散髪してもらった。ホスピタリティがなんたるかを分かった店主さんで、とってもありがたい。通いたいと思います。 島には、マックもないし、ミスドもないし

          2024/04/21、しっくりとしたルーティン

          漁師のお兄さんが、採ってきた行者にんにくをお裾分けしてくださった。 別名アイヌネギ。根の部分を刻み、ニンニクがわりに油で熱し、あとは唐辛子と、ざく切りにした葉をゆでたパスタとあえてペペロンチーノをつくった。 これがうますぎて、昨日は3食、今朝もこれを食べた。繰り返し作る中で、自然と工夫もしたくなる。オリーブオイルにバターを混ぜたり、バターだけで、さながらほうれん草のソテーみたいにくたっとさせたり。醤油をあえてみたり、キノコを足してみたり。 昨日アーレント『活動的生』の「労

          2024/04/21、しっくりとしたルーティン

          No.2:林大地さん修論本『世界への信頼と希望、そして愛』の読書会(第一回)レジュメ、2024/04/20

          数年来一緒に読書会をしている林大地さんの修論本『世界への信頼と希望そして愛——アーレント『活動的生』から考える』の読書会を今日19時からしていた。その第一回レジュメを担当させてもらったので、今日はそれを置いておきます(林さんに許可をいただいています)。 何年も一緒に本を読んできた人が出版して、その本について直にじっくり質問、会話できるなんて、幸せなことですね。 ありがとうございます。 読書会でも話したが、アーレントは、ぼくが読む限り、現代的な感覚からすれば、あきらかな偏りが

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          No.2:林大地さん修論本『世界への信頼と希望、そして愛』…

          2024/04/19、反省いくつか

          昨夜、関西方面の事業支援者の方へのプレゼンを終え、無事、支援をしていただけることとなった。 利尻をしっかり知り(利尻!)じっくりと事業の形を決めていきたいから、最初から補助金は採らない、だけどお金が欲しい、というぼくらのわがままに、応援していただいた。 描く未来、これまでやってきたこと、まだまだたくさんのことを訊きたいし、できるならお酒を呑んで語り合いたい。素敵な、代えがたい、出会いをしている。ありがとうございます。これからもしっかりやっていきます。 さて、最近の反省 1:

          2024/04/19、反省いくつか

          2024/04/18、踏みとどまって書く

          日記の更新のめんどくささに対して思う2つ目のことを書く。 実践と思考を繋げる、といいながら、それがまだうまく架橋できていないということ。実践は具体的で、思考は抽象的だから、というのは、少し話が違うだろう。具体・抽象は、あくまで対象に向ける網膜の網の目の設定の問題に過ぎないからだ。私たちが生きているのは、抽象的であり、かつ具体的な世界である。 本当の問題はどこにあるか。 思うに、実践を思考するには、実践の客体化が必要だが、それを今は保留していること。実践を客体化するには、おそら

          2024/04/18、踏みとどまって書く

          2024/04/17、ゼロの身体をまずは磨こう

          日記の更新が捗らなくなっている。慌ただしいということがあり、理由はそれに尽きる気もする、けれどもあえて言うなら、「考えるのが面倒くさくなっている」のだと思う。 2つ思い当ることがある。その1つ目をここに書く。 この面倒くささは、ぼくという人間にとって必ずしも悪いことではない。というのは、考えすぎる、というのがぼくの悪癖だからである。 考えすぎ、という表現も解像度が低いだろう。事前に考えすぎる、ことが問題なのだと思う。さらに言ってしまえば、その「考え」というのは、理知的な思考、

          2024/04/17、ゼロの身体をまずは磨こう

          2024/04/16

          ①ノートにタスクを書き出す習慣(一日5回はやる) ②なにもしない時間を30分つくる習慣 をつくってからとても調子が良い。 開墾めちゃ大変だなぁ、御覚悟! 漁師のお兄さんに勧めてもらったヴィンランドサガの開墾の話のところ読もう。

          2024/04/15

          お世話になっている漁師さんは、おれの事業について、おれより全体的なイメージ、攻めどころに関する感覚=センスを持っている。これは膨大な経験値と、身体感覚なのだと思う。 この人の横で、必死に勉強して、少しでもセンスを盗んでいきたい。 楽しみながら猛勉強しましょうね。 「今が一番楽しい時期だよ、甘やかさないから、なんでも吸収できるから、前向きに頑張れよ」

          2024/04/14

          タスクメモのためのノートを作った。 経費計算のファイルを正式に整備しよう

          2024/04/13

          自意識過剰にならない。自意識過剰はカッコ悪い。 目の前の人に真摯に向き合う。 明日は島でお世話になってる方に、今の思い、計画をプレゼンする日。 どれだけのことが言えるだろう。 調子のいいとき=自意識過剰じゃないとき=自分に自信があるときは、ホンネと建前など超越して、自分も相手も気持ちがいい会話ができる。 あ、そうだ。 自意識過剰が問題なのではなくて、おそらくそれは症状で、本当のところ、いろいろと大変で、全然思ったようにできなくて、自信を無くしていることこそが問題なんだ。

          2024/04/12、厄除けの技術

          午後になって、タスクが精神的にキャパオーバーしてストレスがかかっているのを感じた。利尻で初めての経験。すべては想定内である。 とりあえず目の前のタスクを熟し、そのあと深呼吸して、退勤時刻の恋人に電話、話を聞いてもらい(今すぐ温泉行けと怒られた、3日風呂に入ってなかった)、セコマでノートとペンを買って、タスクを整理した。整理すると、目下やるべきことと、まあ大量だけど順に熟していくしかないことが明確になる。 あと、そ5日分くらい、家計簿の記帳が滞っていたので、それもやって、あとは

          2024/04/12、厄除けの技術