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ヴィパッサナー瞑想

早速ケタンの先導の元、タクシーでカンプールの奥地のモスクへ。

まずは受け付け、ここで荷物を殆ど預ける。
財布とスマホとか。
だからもう、持っていくのは鞄と洋服くらい。
外部にはコンタクトしないように電子機器なんかも全部預ける。

ここで瞑想に入る。

世界から置いてけぼりにされている感覚に陥る。
「ジャストビーハッピー」それだけ。

人が生活するのに必要な物ってそうたくさんないのかもしれない。
ここはいつか、パースでサラが働いていた精神病棟みたいに何もなくて静かな空間だった。

タイムテーブルが書かれている。
起きて、部屋で瞑想して朝食を食べてから、ホールで全体瞑想をして、とにかく一日中瞑想する。

ずっと静かに瞑想をするなんて、気がおかしくなるかもしれない。

鼻の呼吸に集中する。

そして考えた事を感覚的に察する。
それをまた観察する。
集中するのは鼻での呼吸、それだけでずっと瞑想をする。

旅へ出たのも僕だし、続けたのも僕だ。

旅は散々してきたつもりだ。
ここから僕が知りたかったのは僕の内部への旅。

自分が頑張らなくちゃいけない。
少しずつ、本当に実行することが大事。
目を閉じる。

考えなくていい、感じる。

静かにただじっとしてそこにいる。
心は平和に保たれる。

見たことがない世界へ羽ばたきたい。

僕のやりたいことは何だったんだろう。
バンド、旅。
そして、今僕を動かすこの原動力が欲しかった。
今、本が書けている。

そういう風に自分の時間を使う事がどれだけ有意義な事かもう知っていたんだ。
真っ暗闇の中、遠くに光を感じた。

これからこいつを整えて世に出す。
真っ暗の中、そんな光を見てここまで来た。
まだやれている。
まだ幸い、諦めていない。
そうだ、鼻から息を吸って、観察する。

瞑想が終わって僕等は今まで以上に仲良くなった。

これで俺のインドの旅も、そしてこのヨーロッパ、サウスアジアの旅もケツが見えてきた。
手ごたえ十分だ。
これからの支えになることだらけの旅さ。
新しくなった俺は新しい世界へ羽ばたく。

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