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全ての道はローマに続いている

さよならするのは少し寂しいけど、とめられないんだ。
魂に従うだけ、この頃はそう。
いつも燃えてた、それ以外やらなくて良かったし、だから全力で楽しんでた。

空港って好きなんだ。
なんかさ、始まりの場所と終わりの場所が交差してるじゃん。
飛行機も怖くない、空から窓の外を見てるのが好きなんだ。

最終日には隣国アルバニアへ行くことになる。

ローマの街を歩く。
僕はいつの間にかフォロ・ロマーノ、そしてパラティーノの丘へと迷い込む。
パンテオンの中に入って目ん玉輝かせて天井見ては、街角でジェラートやパンを食べる。

ローマ駅の周りも歩き回ったけど、古いって言うか路上駐車がありすぎて驚いた。

コロッセオの中には入らなかったけど、外からじーんとしながら見てた。

フェデリカと会ってご飯を食べた。
フェデリカは千葉で留学してたらしい。

ローマは暗くてちょっと怖い、ピエールが教えてくれたバッパーのロビーで日本人の旅行者と会った。

俺も真実の口に着いた。
観光客が口の中に手を入れようとしてズラッと並んでいたから、俺は呆れてお手上げしちゃった。

道の看板にもステッカーいっぱい貼ってある。
建物と建物の間狭い、もうなんならくっついちゃってるじゃん。
そんな雑なローマが好きだったりする。

おぉここはスペイン坂だ、『ローマの休日』の所じゃん。

小さな噴水とかもう、雰囲気が全部良い感じ。

スペイン広場の近くのポポロ広場にやってきた。

ローマの街の至る所にある標識にも、歴史を教えてくれる案内板にも、たくさんのステッカーが剥がされた後あるっていかがなもんだろう。
歩き疲れたからナヴォーナ広場の片隅に腰かけて座った。

古いアトリエが軒の下、エスプレッソを飲んで「ボーノ」って囁いてみた。

街角のゴミ箱ぱんぱんで、コーラとかはみ出しちゃってるし、電話を濡れないようにカバーしてくれてる透明の所にステッカーやら何かが書かれた紙やらが貼られすぎ。

あぁまた日が暮れる。
ローマの地下鉄に電車が来る。

そうだ、ローマにもサンタンジェロ城っていう城があったんだ。

目の前を大きな橋が架かっててその下を茶色く濁ったテヴェレ川が流れていく。

ヨーロッパユニオンと十字架抱えてる天使。
石の橋、昔はガスで灯ってたのか、街灯。

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