消したくても消せない嫉妬・劣等感を一瞬で消す方法
ツイッターがきっかけで交流するようになった、すばる舎の副編集長をしている林さん。
林さんが編集を担当している大嶋 信頼 著「消したくても消せない嫉妬・劣等感を一瞬で消す方法 」を読んでみると、色々と勉強になることが多かったので、ご紹介したいと思います。
嫉妬は誰でも起こる
嫉妬という言葉を聞くと、いいイメージはないですよね。
「自分が嫉妬をする」
「誰かに嫉妬される」
まあ、どちらも気分はよくありません。
ただ、この本で面白いのが、
「嫉妬は動物的な発作なので、誰の脳でも起きてしまう」
という見解です。
著者の大嶋先生も、以前は
「嫉妬するなんてみっともない!」
と思っていたのだそうですが、
「嫉妬はトイレに行きたくなるのと同じくらい当たり前のこと」
と思うようになってから楽になったと書いてありました。
さらに私が「なるほど!」と思ったのが、
「誰かに対して批判的、否定的、そして怒りが止まらないという状態になっている時は、嫉妬の発作が起きている可能性がある」という指摘でした。
「これは自分にも思い当たる節があるな〜」と、自分の精神構造を見直すいいきっかけになりました。
まずは自分の嫉妬に気づくこと
大嶋先生は著書の中で、
”嫉妬の発作を起こさなくするために、まずは「自分も嫉妬の発作を起こしているかも?」ということを認めることから始めます。”
と書いてありました。
これはとても大事なことだと私も思います。
なぜなら、「嫉妬の感情に気づける」ということは、自分の感情に対してある程度「客観的」に捉えることができているからです。
これに対して、「嫉妬=自分」になっている場合は、「気づく」というプロセスは発生しません。
また、自分の嫉妬を自覚できたら、
「これは私のオリジナルの嫉妬なの?」と自分自身に問いかけてみることを大嶋先生は著書の中でススメています。
なぜなら、脳が勝手に他人の嫉妬の発作を真似している可能性があるからなんだそうです。
しかもそれは、他人から自分に向けられている嫉妬を真似してしまうこともあるのだとか。
他にも興味深かったのは、
「嫉妬から解放された方の中には、長年悩み苦しんでいた体の痛みも一切なくなった方がいた」というエピソードです。
これは私も臨床の現場でたびたび今まで見てきたことなので、とても共感しました。
からだで嫉妬を感じてみる
大嶋先生は著書の中で、色々と自分の嫉妬、他人からの嫉妬への具体的な対処法について書いているのですが、それらを全部書くと一冊の本になってしまいます(笑)
なので、最後は私が患者さんに今までオススメしてきた方法を少し紹介して、この記事を締めようと思います。
それは、嫉妬の感情が湧いた時に、からだの何処がどのように反応しているのか観察して感じてみることです。
「顔が引きつって固まる」
「胸がざわざわする」
「肩がキュッとなる」
などなど、その反応はその時々で変わります。
からだの反応に気づけるということは、先ほど書いた「嫉妬=自分」になることを避けることができます。
つまり嫉妬の感情に対して冷静に客観的に気づきやすくなるのですね。
自分の感情に対して、からだがどの様に反応しているのか観察する方法は、「怒り」や「悲しみ」など、すべての感情に応用できるので、ぜひ試してみてください。
追伸
ご紹介した大嶋先生の本は、期間限定でKindle Unlimited会員の方は無料で読めるとのこと。興味のある方はぜひ!
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あかとき庵
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