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悩んだら文章化してみようという話

悩み事は文章にして書き出すと良い。
これは多くの人が主張することだ。

一方で、なぜ文章化が良いのか、いまいちピンとこない人も多い。
文章を書くなんてめんどくさい、そう考える人もたくさんいる。

しかし悩み事の文章化はとにかく効果がある。
書き出すと悩みが具体的にわかる。
内容を整理できれば解決策も浮かびやすい。

悩みは可能な限り解決すべきだ。
ただ悩んでいる状況に満足してはダメだ。
マイペースでいいので、少しでも解決に進んでいったほうがいい。

そして解決のために問題点を整理する、そのために文章化は効果がある。
これは実体験や周りの話から自信を持って言える。

わかっているようでわかっていない悩み事

改めて考えてみてほしい。
「あなたの悩み事はなんですか?」と聞かれ、スラスラ答えが浮かぶだろうか?

もちろん、自分が何に悩んでいるか、なんとなくはわかるだろう。
しかし、「なんとなく」の域を出ない限り、悩み事の解決は難しい。

自分が本当に悩んでいることはなんなのか、全て頭の中で細かく整理できる人間がいるだろうか。
ほぼいないだろう。

だからまず文章化し、もう一度内容を整理するのだ。
例えば、

・そもそも何に悩んでいるのか?
・悩みの発端はなにか?
・自分に何か原因があるのか?
・他者に原因があるのか?
・解決までにどのくらいかかるか?
・そもそも解決する悩みなのか?

など、書き出そうと思えばいくらでも書き出せる。
漠然と頭の中でごちゃごちゃしていた内容も、文章化すればまとまりが良い。
内容がまとまれば、現状にどう対処するか、方向性も決まりやすくなる。

文章化によって「解決しない悩み」がわかる

上記で少し触れたが、そもそも悩みには解決しないものもある。
解決しない部分は、自分でどうにか妥協点を見つけるしかない。
下手に全て解決しようとストレスを溜めるより、いっそどこかで折り合いをつけたほうがいいだろう。

そして、この「解決しない悩み」の存在は、文章化によって明らかになる可能性が高い。
ただ漠然と悩み事があっても、それが解決する悩みなのかそうでないのか、頭の中だけでは正直よくわからないだろう。

「解決しない悩み」は早々に折り合いをつけ、他のことに労力を使ったほうがいい。
そんな選択肢もあるはずだ。
そのためにも、まず悩み事を文章化して、解決する悩みとそうでない悩みに細分化して整理したほうが効果的だろう。

意外に大したことのない悩みかもしれない

悩み事を文章化した結果、意外と深刻な悩みでないことがわかった、そんな可能性もあるのだ。
文章で整理してみたら、意外に大したことのない悩みだった、それがわかっただけで気持ちが楽になった、そんなケースは意外に多いかもしれない。

悩みの軽さや重さが明らかになる、これも悩み事の文章化のメリットだ。
頭の中でこの判断を行うのは難しくても、文章化すれば詳しく整理できる。

なんとなく深刻な気分になっていたものが、文章化によって問題点が整理され、意外に楽な気持ちになる。
私自身、この経験はかなりある。

もちろん生きていれば深刻な悩みはどこかで生まれ、文章化によってそれが余計に明らかになる場合もあるだろう。
しかし意外に大したことのない悩みも存在するものだ。

自分の思い込みを整理する意味でも、文章化は効率的な方法だろう。

文章化を習慣にしよう

文章を書くという行為には不思議な力がある。
…と言うとわざとらしく聞こえるかもしれないが、これは自信を持って言える。

特に悩み事の文章化は、気持ちが楽になったり、ふと解決策が浮かんできたり、不思議と冷静になれたり、いろいろな力が働く。

そんな文章化を習慣にしてみよう。
悩み事にまみれる現代社会であれば尚更、少しでも解決につなげるため、ぜひオススメしたい。

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