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『ユング 錬金術と無意識の心理学』

本書の本体価格は880円ですが、キレイな状態だと中古で10,000円以上します!😲 私のは美品ではなかったのでそこまで高くありません。

おおかみ のみねさんの記事で、錬金術と心理学の本が紹介されていて、「たまには心理学も学びたいな」と軽い気持ちで手に取りました

そう、手に取るまでは軽い気持ちだったのです・・・


一緒に学びましょう!💪


私の前提知識

私の前提知識として、まず「ユング」については「フロイトの弟子」くらいの認識しかありませんでした。

フロイトについては、過去に『新訳 夢判断』を読んでいます。そのくらいです。

心理学については、民間資格をいくつか持っていますが、ぶっちゃけかなり浅い知識です。

最後に錬金術ですが、これは『鋼の錬金術師』のアニメを見た(しかもかなり忘れている)くらいの知識しかありません(笑)


あまりにも知識不足、だがそれがいい

そんなわけなので、数ページ読み進めただけで「うん、わからん!」となりました(笑)

なったのですが、

私は、基本的に本を最後まで読むタイプなので、わからないなりにとにかく読み進めていきました

すると、どうでしょう!

なんだかおもしろくなってくるわからないことが楽しいと思えてくるのです。

誰だって最初はわからないものがあります。わからない人にも丁寧に説明している本もあります。本書はそういう本ではありません。

新しいことを学ぶワクワク感のようなものを久しぶりに感じた気がしました。

そう考えると、最近はずっと「読書のコンフォートゾーン」にいたのかもしれませんね。

たまには「読書のコンフォートゾーン」を抜けるような本を読むのもよいものですね。


ちなみに

本書は、ユングがパラケルスス(1493~1541)という錬金術師の思想を解釈する内容になっています。

私が感じた本書のイメージを図解するならこうです。

個人の感想です

パラケルススの中二病っぷりを紹介すると、こんな文章があります。

パラケルススは、造語の病にとらわれており、愛弟子たちでさえ「特殊用語要覧」をつくり、注釈書を出さねばならないありさまであった。

p.31 一部補足

パラケルススは、四つのスカヨラェというほとんど翻訳不能の独特の観念に言及しているが、それが何を意味するものであるのかまったく不明である。

p.110

普通なら、意味不明の人間を掘り下げたりしないところですが、古代・中世と近代をつなぐ人物としてユングはパラケルススを評価しているのです。

まさにツンデレです(笑)


本書に出てくるワード

こんなワードが出てきます。ゲーム、マンガ、アニメで聞くような用語も出てくるので全部がまったく意味不明ということはないです。

心理学に詳しい人なら常識なんですかね…

アグリッパ、賢者の石、ホムンクルス、純化、ヘルメス思想、カバラ、根源的人間、太陽と月、自然の光、聖霊の光、天上の結婚、合一、星辰、ホモ・マクシムス、イリアステル、アクアステル、アレス、水銀、硫黄、塩、四元素、第五元素、メルジーネ、メルクリウスの蛇、哲学者の薔薇園、マリアの公理、テレニアビン、五月の朝露、錬金術辞典、メリッサ、幸福の妙薬、アナクムス、アニアドス、アデク、エドキヌム、唯一絶対の息子、ポリフィロの夢、ダンテの天上的ベアトリーチェ、個人の真の内的自己、アニマ、意識と無意識の合一、超意識、サファイア、アルカナ

せっかくなので、引き続きユングと錬金術を学んでみようと思います。こちらの本を注文してみました。


まとめ

新らしいことを学ぶワクワク感

久しぶりに、その感覚を味わえたよい経験ができました。

できましたが、本書の内容はほとんど理解できなかったので、本書のアウトプットはほぼできておりません💦 内容を期待されていたら、すみません。

別の本で改めて掘り下げてみます。

みなさまもたまには、「だいたいわかる本」から離れて「読書のコンフォートゾーン」を抜けてみませんか?


本日の学びはここまで。読んでいただき、ありがとうございます!
また来てください。👋


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本書の購入のきっかけになったおおかみ のみねさんの記事です。本書以外の本も紹介されています。

きしゃこく先生にご紹介いただきました。ありがとうございます😊

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<この記事を書いている「高橋ひろあき」とは?>

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