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『勉強の価値』

「なんのために勉強するのか?」

ほとんど誰もが考えたことがあるではないでしょうか。本書は、「勉強」という行為がどんな価値をもっているのかを考察しています。ただし、

正解が書いてあるわけでもないですし、著者自身そんなつもりもありません。

著者の考えと対話し、自分なりの考えを整理するための本です。

「そうだね」「いいやちがう」が交互にきてちょっと楽しくなれました

ちなみに、著者自身の経験を踏まえての結論は「勉強はしたほうがよい」ということになります。


一緒に学びましょう!💪


勉強が楽しくないのは当たり前!?

著者は基本的に「勉強はつまらないもの」というスタンスです。

だから子どもたちにも、包み隠さず正直に「勉強はつまらない」と言ったほうがよいと言っています。

ところで、たいてい勉強は何か目的があってやりますよね。

このとき、勉強は目的を達成するための「手段」でしかないのだから、そもそも楽しいものではないというわけです。

ですが一方で、その手段である勉強が楽しくなる条件があるといいます。
それは、目的までの距離が近いということです。

これは感覚的にはわかる人が多いのではないでしょうか。

とはいえ、長い勉強をしないといけない場合も多々あります。そんなときは中目標を立てたり、ごほうび作戦で工夫するという手がありますね。

「だったらどうするか?」。そういういことを考えるのも、これまた「勉強」なのです。


「選べる」ということも大事

勉強が楽しくなる条件としては「選べる」ということもあります。

子どものころは勉強が嫌いだったのに、大人になってからなぜか勉強が好きになった

という人はけっこう多いのではないでしょうか。私のこのタイプです。

大人になると何を勉強するかは自分で選べますよね。
これが大事なのです。


会社から押しつけられた研修などは、選んでいないのでよっぽど興味のあることでない限りは楽しくないのは当たり前です。

同じように、学校での勉強も選択する自由はなく、一方的にやらされているので楽しくないのは当たり前というわけです。

とはいえ、大人になって選択して楽しく勉強するためには、学校にいる間はいやいやでも勉強して成長しなくてはいけません。


「好きなこと」を見つける

勉強が「選べる」といっても、てきとーに選んだものが楽しいわけはないですよね。

私自身は、学ぶこと(手段)そのものが楽しいタイプなので、わりと手当たり次第ですが、普通はそんな選び方はしてはいけません(笑)

じゃあ、「何を選ぶのか?」というと「好きなこと」となります。

そんなこと言っても「好きなこと」が何かわからないという人もいます。そんなときは、

「なんでもよいから勉強してみなさい」

と著者はいいます。これじゃあ、いつまで経っても見つからない気がしますが、一歩を踏み出すことが大事なのです。

やってみて、自分の中から「楽しい」が見つかればいいし、見つからなければまた新しい勉強をする。

そうやって、自分の「楽しい」を見つけていくことも「勉強」なのですね。まぁ、要するになんでも勉強なのです(笑)


勉強は自分の価値を高める行為

自分の好きなことに向かって、楽しそうにしている人って素敵です。

そういう人たちって、決して受け身ではなく、主体的であり、自分の考えで行動している人たちですよね。

自分なりの考えを持つ能力こそが人間の価値といえる

勉強とは、自分の価値を高めるための行為なのだ

という話がありました。そのとおりだと思います。


子どもが勉強するためには「両親」が勉強する

子どもからすると、親も勉強していないなら、「じゃあ私もやらなくていいや」と思うのが人情ってもんです。

逆にいうと、親が勉強している姿を見せれば、何かしら刺激を受けるものです。

本書にも、子どもが勉強するためには、まず親が勉強する必要があるねという話がありました。

本書には書かれていませんでしたが、

私としては、ここは「両親が」と明記してほしかったところです。

だって、私めっちゃ学んでいる姿見せているのに、4人の子どもたち、誰も勉強してないじゃん!

そんなわけで、まずは妻から動かさないといけないなと以前から思って行動しているのですが、なかなか大人を動かすのは難しいですね(笑)


まとめ

私が持っている本はちがうのですが、下のアフィリエイト用に貼っている本の帯には、

子供が勉強しないのは、大人が勉強していないから。

と書いてあります。私も本文中のこの部分は「やっぱそうなんだ」という気持ちで注目しました。

家庭では「両親」が、そして社会全体では、「大人たちみんな」が勉強する(学ぶ)姿を見せられるようになればいい

そして私はそのための行動を続けていきたいと思うのでした。


本日の学びはここまで。読んでいただき、ありがとうございます!
また来てください。👋


きしゃこく先生に紹介いただきました💪
いつもありがとうございます😊

読書期間 2024/05/15-2024/05/19
初版発行 2020/11/25

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<この記事を書いている「高橋ひろあき」とは?>

最後までお読みいただき、本当にありがとうございます! 楽しく、読みやすいnoteになるように今後もがんばっていきます。