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宅建士(宅地建物取引士) 独学一発合格 体験記録

2023年10月15日に宅建士を受験し、11月21日に合格発表がありました。
結果は「合格」、ほっとしました。

試験日は「やばい、落ちたわー」(実際に前半の問題でかなり失点)と頭が痛かったのですが、なんとか大丈夫でした。

この記事は宅建士の体験記録です。

合格ライン36点に対し39点(自己採点)、実際の点数は知らされません

この記事を読んで、宅建士の学びにチャレンジする人がいるとうれしいです。


一緒に学びましょう!💪


宅建士ってなに?

毎年20万人以上が申し込んで、2~4万人が合格している国家資格です。

本屋の資格コーナーに行くと宅建士の本がい~っぱいあるので、人気がうかがえると思います。

合格率はおおむね15%~17%で推移しています。この合格率をどう見るかは人によりますね。私は気にしないタイプです。

ちなみに今年は、以下の人数と合格率でした。

申込者数 28万9,096人
受験者数 23万3,276人
合格者数   4万0,025人
合格率  17.2%

すごい人数です! 受験会場に向かう電車に乗ったら、宅建士のテキストを開いている人が数m以内に5~6人はいてびっくりしました。

それで、「宅建士ってなに?」という話ですが、

不動産の売買をされた方なら経験があるはずですが、「重要事項説明」を受けたと思います。あれは宅建士にしかできません

その資格を持っている人にしかできない「独占業務」というものがあります。宅建士なら、

①重要事項の説明
②重要事項説明書(35条書面)への記名
③契約書(37条書面)への記名

が独占業務になります。あと、宅建業事務所の5人に1人以上宅建士がいないといけません。なので、不動産業界的には不可欠な存在になるわけですね。

が、なんせ毎年2~4万人も合格者が出ている資格ですので、需要と供給のバランス的にどうなのかは私的にはちょっと疑問です💦

じゃあ、私はどうして受験したのか? ですが、

将来、不動産賃貸業(※)をする可能性がゼロではないので、知識としてあった方がいいかな、くらいの気持ちでした。

私のように、「人気の資格だし、とりあえず取ってみるか」という人は多いのかなと思います。

他の資格と重複している内容もあるので、ファーストステップとして取るのはアリだと思います!

※ちなみに、いわゆる大家さんのように「自ら賃貸」する場合には宅建士の資格は不要ですよ。


受験方法・手順

試験は年に1回しかありません!

例年だと、

 ・6月に試験日の発表
 ・7月に試験申し込み
 ・10月に試験
 ・11月に合格発表

のスケジュールです。2023年はネット申し込みの期間が短かったのですが、来年(2024年)はネット申し込み期間が延びる予定だそうです。

申し込み含め、受験方法の手順はこちらの公式サイトで確認してください。


教科書と問題集

今回も、FP(3級&2級)と簿記(3級&2級)でお世話になったTAC出版の「みん欲し」シリーズにしました。

ただ、後で調べるとあんまり評価高くない教科書みたいなんですよね。本屋で見比べてご自身で確認してみるのをおすすめします。

①教科書、②問題集、③過去問の3種を購入しましょう。
※以下は投稿時点の参考です。最新版を購入ください。

<教科書>

<問題集>

<過去問>

たくさんの問題に触れる必要がありますので、過去問も必要です。もし、「問題集だけで問題なかった」という人がいれば尊敬します(笑)


学習時間とやったこと

「あくまで私の場合」ですが、こんな感じです。

(1)やったこと

①教科書 ×2周
②問題集 ×3周+間違い箇所の見直し
③過去問 ×2周+間違い箇所の見直し

余裕があれば過去問はもう1周やりたかった

(2)学習時間

平日 夜寝る前の30分
休日 3時間 ※ぶっ続けではない
期間 約4カ月
トータル 約150時間

記憶力には自信がないので、「過去問なら絶対に間違わない!」くらいにはなりませんでした。

なので、あと2カ月かけて50時間追加、つまり6カ月で200時間くらいであれば自信もつくと考えます。

ネットを調べると、300時間とか600時間なんて情報も出てきますが、さすがにそれは多すぎかと感じます。

私はYouTubeなどの動画はいっさい見ていないので、動画を見るとなると300時間とかになるのかもしれません。

というわけで、サラリーマンとして働きながらでも独学で合格できました!


やってみて

FPや簿記と違って、「6割正解で合格」のように固定の合格ラインがありません

毎年同じくらいの合格率になるように合格ラインが調整されるようなので、「ここまでやっておけば大丈夫だろう」という基準がわかりませんでした

最初は、教科書1周→問題集1周→過去問1周と進めるのですが、

初回の過去問で30点未満のことが多く、まったく合格ラインに届かなくてけっこう凹みます(笑)

つかった本では14回分の過去問が収録されているのですが、初回は14回中1回分しか合格ラインに届きませんでした💦

そんな感じで、最初はわからなくてツライのですが、繰り返すうちに頭に入っているのが実感できて少しずつ楽しくなってきます。

この辺の「少しずつ力になっていることが実感できる」のが資格学習の楽しさだと思っています。

苦手なことや、ひっかかりやすいところ思い込み、など、自分の特性に気がつけるのもおもしろい部分です。(結構同じ問題で間違う💦)


合格したら終わり。じゃない!

合格! やったー。ふぅ、終わった終わった。

とは、なりません(笑)
実は、試験に合格=宅建士ではありません!

こちらのサイトの図がわかりやすいので、つかわせていただきます。

公益社団法人 全日本不動産協会/不動産保証協会より

図の一番左を見てください。試験合格はスタートです(笑)

私の場合、
 ①試験合格 ←いまここ
 ②実務講習 (実務経験がないため) ※申し込み済み
 ③資格登録申請→登録
 ④法定講習 ※合格後1年以内は免除
 ⑤宅建士証交付申請→交付

と、⑤の宅建士証の交付を受けてやっと「宅建士」と名乗れるのです。

ちなみに、
 ①試験合格
 ③資格登録
は、一生有効
なので、別に仕事でつかうわけでもない場合は、宅建士証交付までいかず、①もしくは③で留めておくのもよいです。

私の場合もつかうわけでもないので⑤までいく必要はないのですが、「せっかくなので名乗りたくなっちゃう」のは私の悪いクセかもしれません💦


まとめ

将来、不動産関係の事業をするときに役に立つかなぁ? くらいの軽い気持ちでしたが宅建士を受験して合格しました。

前述のとおり、まだ学ぶ必要があって正式に「宅建士」になるのはもうちょい先になります。

実際に宅建士として仕事をしたわけでもないので、「宅建士のよさ」がまったく伝えられていないですね!💦

ただの「流れ」しか説明できていませんが、「私でも取れそう」と思ってチャレンジしていただけたら幸いです。


本日の学びはここまで。また来てください。👋


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高橋ひろあき | 学びのアウトプット士
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