キノコかダイコンか?
手形アートプロジェクトにドンピシャな内容の畑中摩美さんのノート
https://note.com/hatanakamami/n/nf69942b76311
を読んで、こういうこと考えるの僕も好きだった事思い出した。
僕の場合、宇宙や世界は大きなキノコみたいな形をしている。キノコはグルグルまわっていて、ドリルのように暗黒の世界を切り開いて行く。
大雑把に言うとキノコの傘の外側に雲のようなふわふわしたものがあり、傘の内側はヌルヌル濡れています。傘を支える太い軸があります。
傘を支えている太い軸は文明や科学技術、あるいはそれらを維持するのに必要な法律やルールです。僕らはその軸の中心部で守られながら生きています。しかし軸にすっぽり包まれてしまっているので息苦しいのです。なので、時折綺麗な絵を見たり、素敵な歌声やメロディに触れないと元気がなくなってしまいます。
先程お伝えしたキノコの傘の外側をモヤモヤ包んでいる雲みたいなものは、思想やアイデアや場合によっては宗教のようなものかもしれません。個人や社会がこうありたいと思う心です。
その心の雲はある程度大きくなると雨を降らします。激しく降り注ぎ、場合によってはキノコの形を変えてしまうほどです。降り注いだ雨に溶け込んでいる「思い」は傘の内側に染み出して来ます。先ほどお伝えしたヌルヌル湿っている部分です。アーティストはこの辺りに住んでいます。人によっては傘の外側や、軸に近い人もいるでしょう。
人々は誰かや自身が生み出したり、あるいは複数の人々が共有したりしている「思い」を色や形や音や言葉や芝居や映画にしてくれるアーティストたちのおかげで、ほんのひと時、日々の労働の憂さを忘れることができます。元気が出ます。やるせない苦しみから逃避したり、癒すための時間稼ぎができます。愛し合う相手とその溢れんばりの喜びを分かち合う事ができます。
こうして皆が手分けをしてこの世界が崩れてしまわないよう、しっかりキノコの軸を点検、保守、改善、補修することに専念し、家族やコミュニティの仲間たちと安心して過ごせるのです。これが「働くこと」なんだと思います。
余談ですが、僕たちが住むキノコ世界の他に、違う色や形をしたキノコは当然無数にあるのだと信じています👽👽👽
#TAGATAP