【徹底調査】ふるさと納税 さとふるの強み・特徴は?
ご覧いただきありがとうございます。
現在様々なサービスの調査をしていて、その一つとして
ふるさと納税ではNO.1,2を争うサービス、「さとふる」を分析してみましたのでまとめておきます。
簡単に、人気商品に納税できるよう工夫されていました。
ビジネス観点
まず、ふるさと納税市場がどういう状況なのかですが
2021年度の受入金額は約8302億円、受入件数は約4447万件となっており、ふるさと納税の認知拡大に伴い、かなり成長を続けています。
また、ふるさと納税の潜在市場規模はまだまだ大きく今後も成長が見込める市場となっています。
また、さとふるの運営会社の株式会社さとふるですが
2022年の3月期での純利益は22億500万円と年々売上高と維持しつつ高利益となっているようです。
(引用元:官報決算データベース)
マーケティング観点
以下、SimilarWebでの調査結果を記載しています。
月間のアクセス数は、2022年5~7月の平均で340万となっています。
ふるさと納税というサービス上、年末に駆け込み需要が発生するため
調査した夏の時期は低めの数値かと思いますが、安定したアクセス数を誇っています。
ユーザーのデバイス割合は、スマホが約68%と多いです。
利用者は男性が57%と少し多く、年齢層は20代後半から40代前半が多いです。
ふるさと納税というサービス特性上、働いている世代に利用者が多く
ある程度収入が増えて納税額も高めの方がよく利用されているのではと推測できます。
また、特徴だったのが広告流入の多さです。
検索流入が29.3%に対し、広告流入が30.6%となっていました。
おそらく新規ユーザー獲得を広告費で賄っているのだと推測できます。
商品観点
ふるさと納税の商品は自治体で決めるもののため、各ふるさと納税サービスで違いは生まれませんが
多く取り扱っている商品カテゴリや、商品数が違うようです。
さとふるでの取り扱い商品数は、476,351 件(9/4時点)
肉、海鮮、果物、米などが人気で
価格帯としては、10,000~12,000円がボリュームゾーン
低価格帯として2,000~3,000円というのもありました。
コンテンツ観点
同じ商品を扱う、ふるさと納税サービスですので
他社とどう違うのかというところが大事になってきます。
さとふるのコンテンツの特徴としては、以下がありました。
また、ユーザー観点でサイト訪問から購入までの流れがどうなのか
調査してみたところ以下の特徴がありました。
まとめ
ふるさと納税サービスとしては、No.1,2を争っている人気サイトですが
簡単に、人気商品に納税できるよう工夫されているようです。
ECサイトの作りになっていて、初めて納税するユーザーにもわかりやすくなっていたり
シンプルなページ要素と、人気カテゴリ・ランキングをメインに押し出し寄付をしやすくする流れになっていました。
テレビ広告やネット広告で新規ユーザーを集め、人気で魅力的な商品を見せ購入へと誘導している、まさに今のふるさと納税成長フェーズに相応しい戦略の取り方だなと感じました。
ただし反面、人気商品に寄付が集中しそれ以外の自治体・お礼品への動線が少なく二極化しやすいのではと思います。
それを利用して自治体ページを掲載して動線を作ったり、そこでもマネタイズ出来ているのがすごいですが。
また、全体的に文字が大きかったり要素がシンプルだったり
これからフェーズでの既存ユーザーが継続的に使っているサービスとしては、課題があるかなと感じました。
みなさまの何か役に立てば幸いです。
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